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ダウ平均は大幅反発 値ごろ感の買い戻し ボーイングが上昇=米国株概況

株式 

NY株式2日(NY時間16:23)
ダウ平均   34639.79(+617.75 +1.82%)
S&P500    4577.10(+64.06 +1.42%)
ナスダック   15381.32(+127.27 +0.83%)
CME日経平均先物 27930(大証終比:+180 +0.65%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。前日までの2日間でダウ平均は1000ドル超下落したことで、きょうは値ごろ感の買い戻しが入った。ダウ平均は一時700ドル超上昇した。医薬品には軟調なものも見られたものの、総じて幅広いセクターに買い戻しが入った。特に旅行レジャー関連や中小型株などパンデミックからの回復で恩恵を受け易い銘柄に買いが集まった。米国債利回りも上昇していることから、銀行やカード株など金融株も高い。

 オミクロン株については米国で2例目の感染が確認されているが、伝染力は強いものの重症化にはなりにくいとの報告もあり、ひとまず市場も成り行きを見守っている状況のようだ。

 市場は明日の米雇用統計に注目している。今週のパウエルFRB議長の議会証言はこれまで以上にタカ派に踏み込んだ印象を強め、株式市場もネガティブな反応を見せていた。明日の米雇用統計が議長の発言を裏付けるか注目される。

 きょうはボーイング<BA>の上げがダウ平均をサポート。中国で約3年間飛行禁止となっていた737Maxの運航再開へのメドが出てきた。中国民用航空局がきょうウェブサイトで、737Maxの運航再開のために取る必要のある手順の指針を公表した。ボーイングの担当者は、「この通知は737Maxの中国での運航再開に向けた重要なマイルストーンを示している」と述べた。また、エンジンメーカーの仏サフランがきょう、ボーイングが2023年の737Maxの生産を月間50機に引き上げる準備をしていると述べていたことも買い材料視されているようだ。

 一方、アップル<AAPL>が下落。新機種のアイフォーン13の需要が鈍化しているとサプライヤーに伝えたとの報道が嫌気されている。アップルは既に部品不足を理由に今年のアイフォーン13の生産目標を引き下げたと伝えられているが、下方修正分については来年に増やすことで埋め合わせられると期待されていた。しかしアップルは現在、そうした注文は実現しない可能性があるとサプライヤーに伝えているという。

 きょうのIT・ハイテク株はまちまちな動きが見られたものの、ナスダックはプラス圏で終えた。AMD<AMD>やアルファベット<GOOG>、ペイパル<PYPL>が上昇。一方、アップル<AAPL>のほか、テスラ<TSLA>が下落。

 午後にエヌビディア<NVDA>に売りが強まる場面が見られた。米FTC(米連邦取引委員会)がエヌビディアのアーム買収阻止のため裁判所に提訴したと発表。

 若者向けに5ドル以下の商品を販売するファイブ・ビロウ<FIVE>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想の3倍近く伸びたほか、1株利益、売上高も予想を上回った。

 サイバーセキュリティのオクタ<OKTA>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益は赤字だったものの予想ほどではなく、売上高は予想を上回った。一部からはガイダンスが保守的なうえ、成長も第2四半期ほどは力強くなかったとの意見も出ていたが、第3四半期の結果は、同社が成長を実現するうえで適した位置にあることを示しているとの見方も出ている。

 特別買収目的会社(SPAC)のデジタル・ワールド<DWAC>が上昇。同社はトランプ前大統領が設立したメディア企業トランプ・メディア・アンド・テクノロジーとの合併に合意しているが、同メディア企業が10億ドルの資金調達で交渉を行っていると報じられた。

 クラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が商いを伴って大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売り上げの大半を占める製品の売上高が好調で、売上高は予想を上回った。

 きょうナスダックに上場したグラブ<GRAB>が下落。同社はソフトバンクが出資するシンガポールの配車サービス大手。米特別買収目的会社(SPAC)のアルティメーター・グロースとの合併を完了して上場したが、初値は13.06ドルで始まり、その後は売りが強まり、一時8.13ドルまで急落した。アルティメーターの1日終値は11.01ドルで、一時26%超急落。

 スーパーマーケットとコンビニエンスストアの運営を手掛けるクローガー<KR>が大幅高。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。

ボーイング<BA> 202.38(+14.19 +7.54%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 198.68(+9.49 +5.02%)
デジタル・ワールド<DWAC> 47.11(+2.76 +6.22%)
オクタ<OKTA> 221.18(+23.10 +11.66%)
スノーフレーク<SNOW> 360.28(+49.28 +15.85%)
クローガー<KR> 44.65(+4.44 +11.04%)

アップル<AAPL> 163.76(-1.01 -0.61%)
マイクロソフト<MSFT> 329.49(-0.59 -0.18%)
アマゾン<AMZN> 3437.36(-6.36 -0.18%)
アルファベットC<GOOG> 2875.53(+43.17 +1.52%)
テスラ<TSLA> 1084.60(-10.40 -0.95%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 310.39(-0.21 -0.07%)
AMD<AMD> 150.68(+1.57 +1.05%)
エヌビディア<NVDA> 321.26(+6.91 +2.20%)
ツイッター<TWTR> 42.65(-0.17 -0.40%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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