米10年債利回り上昇 パウエル再任で早期利上げ期待を織り込み始める=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:31)
2年債 0.612(+0.028)
10年債 1.676(+0.052)
30年債 2.034(+0.073)
期待インフレ率 2.628(+0.001)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。バイデン大統領がパウエルFRB議長を再任する意向を決めたことでFRBはこれまでの政策スタンスを継続し、正常化を急ぐのではとの思惑が強まっている。短期金融市場では、来年6月の0.25%の利上げで織り込み始めている。先週よりも更に前倒しして来ているようだ。また、来年末までにさらに2回の利上げの可能性まで見ているようだ。
この日は7年債入札が実施され、好調な入札となったことで利回りも下げの反応を見せたが、一時的な動きに留まっている。
10年債は1.68%付近、30年債も2%台を回復した。
2-10年債の利回り格差は+106(前営業日+104)。
米7年債入札結果
最高落札利回り 1.588%(WI:1.598%)
応札倍率 2.42倍(前回:2.25倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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