【新興国通貨】ウクライナ国境での緊張がルーブル安誘う~ロシアルーブル
【新興国通貨】ウクライナ国境での緊張がルーブル安誘う~ロシアルーブル
先週後半にルーブル安の動きが強まる展開となった。ドルルーブルはセンス府半ばの70.52前後を安値に、週後半にドル買いルーブル売りが進行。一時73.22前後までと、先月初めの高値に迫る動きを見せている。
原油高の動きが10月のルーブル高につながっていたが、その後、ロシアとウクライナの緊張がルーブル売りを誘う展開。先々週末の72超えから、NY原油の上昇などを好感したルーブル買いなどに先週半ばまでいったん調整が強まる場面が見られたが、週の後半に入って、調整分を解消してさらにドル高ルーブル安に。
ウクライナのぜれんすきー大統領は週末、同国とロシアとの国境付近にロシアが10万人近い群を展開と発言。ウクライナを支援するNATOとロシアとの緊張が高まる状況となっており、警戒感が広がっている。
対円ではドル円の堅調な動きが週後半まで下値を支える場面が見らえたが、12日金曜日にドル売り円買いとルーブル安から値を落とす動き。木曜日海外市場の1.60超えの水準から、一時1.56割れを付ける動きを見せている。週明けも1.56台後半推移と上値が重い。
RUBJPY 1.569

執筆者 : MINKABU PRESS
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