ダウ平均 4営業日ぶりの反発、ハイテクなどけん引=NY株式概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は4営業日ぶりに反発した。 終値はダウ工業株30種平均が179.08ドル高の3万6100.31ドル、ナスダック総合指数が156.68高の1万5860.96、S&P500が33.58高の4682.85。
時間外市場で買い戻しの動きが広がっていたこともあり、寄り付きは上昇して始まった。その後、調整売りが入ると、ミシガン大学消費者信頼感指数のかなり弱い結果にリスク警戒の株安債券高ドル安の流れとなり、ダウ平均も上げ幅を縮める場面が見られた。その後再び上昇するなど、地合いはしっかり。
ハイテク関連の上昇が目立っており、ナスダックはダウ平均よりも上昇率が激しい。一部を除いてGAFAn岡井も目立っておりナスダックを支えた。
NYダウは堅調な動きを見せた。時間外市場での先物の上昇に支えられ、寄り付きで大きくプラスとなった後、一時上げ幅を縮める場面が見られたが、その後再び上昇基調
に。収益の大きい医薬品と医療用機器部門と、コンシューマー部門とで分社化し、両社を上昇させる計画を示したジョンソンエンドジョンソン<JNJ>は、発表直後、時間外で大きく上昇。NY市場でもプラス圏推移も、上げ幅は少し落ち着いている。ハイテク関連の上昇が目立っていることもあり、アップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>などが堅調。3M<MMM>、ホーム・デポ<HD>などもしっかり。ウォルト・ディズニー<DIS>が続落。同社は今週の決算発表で、動画配信サービスの契約数の伸び悩みが示され、その後売りが強まる展開となっている。IBMなども軟調。
ナスダックは続伸。ハイテク関連の買いが目立ち、ダウ平均以上に買いを伸ばしている。メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が4%の大幅高に。ネットフリックス<NFLX>も3%台後半と大きな上昇に。アルファベット(グーグル)、アマゾン<AMZN>、アドバンストマイクロデバイシズ<AMD>なども1%を超える上昇となっており、ナスダック市場を支えた。テスラは大幅安。2.8%の下げに。
その他銘柄では生産の遅れが発表された米電気自動詞のローズタウンモーターが一時18%の下げに。第4会計年度四半期の決算の強さが好感されたKURA SUSHI USAが28%高という動きに。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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