エヌビディアは予想上回る売上高見通し示す アナリストからも概ね高評=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力のゲーム部門が好調だったほか、データセンター部門も予想を上回った。
第3四半期についても予想を上回る売上高見通しを示したほか、同社はアーム買収について、「当局との交渉は当初考えたていたよりも長期化しているが、交渉成立に自信を持っている」と述べた。ただ、同社のフアンCEOは、「しばらくの間、半導体の需要が供給を上回ることになる」と半導体の供給ひっ迫は今後も続く可能性を警告した上で、「良いニュースは当社の成長目標達成に十分な供給を確保していることだ」とも述べた。
アナリストからも概ね高評で、特にデータセンターの見通しは、「特定のニーズをもった類似業種および顧客グループのバーティカル市場と、メガクラウド運用のハイパースケーラーの両方で需要を加速させていることで、バイサイドの見通しである10%台前半の成長期待をクリアしている」と述べた。
エヌビディア株は買い先行で始まったものの、買いが一巡すると戻り売りに押され、一時下げに転じている。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.04ドル(予想:1.01ドル)
・売上高:65.1億ドル(予想:63.3億ドル)
ゲーム:30.6億ドル(予想:29.6億ドル)
データセンター:23.7億ドル(予想:22.8億ドル)
プロフェッショナル・ビジュアル:5.19億ドル(予想:3.84億ドル)
自動車:1.52億ドル(予想:1.67億ドル)
・粗利益率(調整後):66.7%(予想:66.6%)
(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:68億ドル±2%(予想:65.4億ドル)
・粗利益率(調整後):66.5~67.5%
(NY時間09:52)
エヌビディア<NVDA> 190.44(+0.04 +0.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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