キャタピラーが好決算も下落 第3四半期の利益の伸び鈍化の可能性に言及=ダウ採用銘柄
キャタピラー<CAT>が下落しておりダウ平均を圧迫。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。エンドユーザーの需要が強かったほか、ディーラーが在庫を拡大したことが貢献した。ディーラーは在庫を4億ドル拡大した。
同社のアンプルピーCEOは「エンドマーケットの継続的な改善を反映し、すべての地域および3つの主要セグメントでの売上高と利益の増加に勇気づけられた」と述べた。一方、価格優位性やリストラ費用の減少、および金融商品からの利益の増加は、販管費の増加と研究開発費および製造原価の上昇によってほぼ相殺されたとしている。
第3四半期については販売量の大幅増が見込まれ、サプライチェーン問題も克服できると予想している。ただ、利益については第2四半期よりは伸びが鈍化する可能性に言及した。また、中国市場については、第2四半期に建設需要が低下したものの、今年の残りを通じて力強くなることが見込まれるとも語った。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.60ドル(予想:2.40ドル)
・売上高:128.9億ドル(予想:120.9億ドル)
機械・エネルギー・運輸:121.9億ドル(予想:120.9億ドル)
金融:6.96億ドル(予想:7.23億ドル)
(NY時間10:14)
キャタピラー<CAT> 206.25(-6.31 -2.97%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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