レイセオンが決算受け続伸 航空需要の回復が寄与=米国株個別
航空宇宙のレイセオン・テクノロジーズ<RTX>が続伸。旧ユナイテッド・テクノロジーズの航空宇宙部門。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を上回った。商用エンジンやスペアパーツ、アフターサービスの需要が増加した。通期ガイダンスも公表。1株利益、売上高とも上方修正し予想も上回った。
旅行の需要が予想以上に早く回復しており、航空会社も運航を活発に復活させている。その動きがコリンズ・エアロスペースとプラット&ホイットニー部門の収益をそれぞれ6%と19%押し上げた。アナリストからは、コリンズの予想以上の収益は航空市場の回復初期段階では良い兆候を示しているとの見解も聞かれた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.03ドル(予想:0.93ドル)
・売上高:158.8億ドル(予想:158.3億ドル)
プラット&ホイットニー:+23%
コリンズ・エアロスペース:+28%
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.85~4.00ドル(従来:3.50~3.70ドル)(予想:3.81ドル)
・売上高:644~654億ドル(従来:639~654億ドル)(予想:653.4億ドル)
・FCF:45~50億ドル
(NY時間13:35)
レイセオン<RTX> 88.43(+2.48 +2.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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