タペストリーが上昇 1株利益が予想の2.6倍=米国株個別
コーチ、ケイトスペードといったアパレルブランドを展開するタペストリーが上昇。7-9月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益が予想の2.6倍となったほか、売上高も予想を上回った。前CEOが不適切行為で突然の辞任となったものの、同社はその混乱を乗り切った印象。正式なガイダンスの公表は見送っているものの、通期については、売上高も純利益も成長を見込んでいると語った。同社の主要市場である中国が特に明るい兆しを示しており、売上高は前年比2桁の伸びを示した。
ブランド別の売上高は、最大部門であるコーチが9%の落ち込みを示したほか、ケイトスペードが21%の減収、スチュアートワイツマンは35%の減収となり、売上高としては最も厳しい四半期となっている。
アパレル業界の大部分を牽引している観光業が大きな打撃を受ける中、不振の店舗販売を補うため、オンライン販売に力を置き、eコマースの販売は2四半期連続で3桁の成長を示した。
(7-9月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.58ドル(予想:0.22ドル)
・売上高:11.7億ドル(予想:10.7億ドル)
・在庫:8.11億ドル
(NY時間10:36)
タペストリー 22.50(+1.19 +5.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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