ダウ平均は下げ渋る動きも 症状が「軽度」と伝わる=米国株前半
NY株式2日(NY時間11:37)
ダウ平均 27648.85(-168.05 -0.60%)
ナスダック 11147.04(-179.47 -1.61%)
CME日経平均先物 23210(大証終比:+230 +0.99%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。トランプ大統領とメラニア夫人が新型ウイルス検査で陽性だったことが判明したことで、市場はリスク回避の雰囲気が強めている。寄り付きから売りが先行し、ダウ平均は400ドル超下落して始まった。ただ、その後は買戻しもみられ、ダウ平均は下げ渋る動きも出ている。トランプ大統領の症状が「軽度」と伝わったことがサポートとなっている模様。
ただ、大統領選まであと1カ月ほどのタイミングでの今回の衝撃的なニュースに市場は不安感を強めているようだ。ホワイトハウスは既に2日のフロリダ州での集会を含め、大統領の公的イベントを全てキャンセルした。トランプ大統領は少なくとも10日間は遊説を行えない可能性があり、今回の陽性判明はパンデミックへの対応を巡り、選挙戦に何らかの影響が出そうだ。
一方、朝方に米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(NFP)は66万人と予想を下回ったものの、前回分が上方修正されたほか、失業率が7.9%と8%を下回ったことから、少なくともネガティブな反応は出ていない。FRBの低金利長期化のスタンスには変化はないとみられている。
IT・ハイテク株や薬品株中心に売りが優勢となる一方で、エネルギーや銀行、産業株には買い戻しの動きもみられている。
アルファベット(C) 1466.87(-23.22 -1.56%)
フェイスブック 262.14(-4.49 -1.68%)
ネットフリックス 513.76(-13.76 -2.61%)
テスラ 428.75(-19.41 -4.33%)
アマゾン 3156.01(-65.25 -2.03%)
エヌビディア 531.69(-12.89 -2.37%)
ツイッター 46.35(-0.35 -0.75%)
ダウ採用銘柄
J&J 146.73(-0.59 -0.40%)
P&G 137.83(-1.41 -1.01%)
ダウ・インク 47.22(+1.11 +2.36%)
ボーイング 164.32(-3.54 -2.14%)
キャタピラー 148.84(+2.13 +1.43%)
ハネウェル 164.99(+1.31 +0.80%)
ビザ 201.58(-1.77 -0.89%)
ナイキ 125.38(-1.26 -1.00%)
ウォルグリーン 35.54(-0.33 -0.92%)
3M 160.09(+1.30 +0.81%)
セールスフォース 249.66(-3.79 -1.51%)
シェブロン 71.09(+0.67 +0.93%)
コカコーラ 49.07(-0.11 -0.22%)
ディズニー 122.66(-0.65 -0.52%)
マクドナルド 221.13(+1.54 +0.70%)
ウォルマート 140.62(-2.46 -1.76%)
ホームデポ 277.27(-0.35 -0.13%)
JPモルガン 97.25(+0.28 +0.29%)
トラベラーズ 108.33(+0.52 +0.48%)
ゴールドマン 198.58(+0.03 +0.01%)
アメックス 101.20(-0.13 -0.13%)
ユナイテッドヘルス 312.67(-0.40 -0.13%)
IBM 120.36(-0.73 -0.60%)
アップル 113.94(-2.85 -2.46%)
ベライゾン 59.25(-0.20 -0.34%)
マイクロソフト 207.99(-4.48 -2.13%)
インテル 51.52(-0.72 -1.39%)
アムジェン 248.26(-6.96 -2.74%)
メルク 81.02(-0.62 -0.75%)
シスコシステムズ 38.24(-0.56 -1.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。