リスク警戒広がる、ドル円は振幅

見通し 

リスク警戒広がる、ドル円は振幅

新型コロナウイルスの感染拡大第2波警戒の流れが強い

【東京市場】主要通貨はもみ合いが続く

 ドル円は107円台前半でのもみ合いに終始した。昨日の海外市場でドル高の流れから107円45銭を付ける場面がら見られたが、高値での買いには慎重で値を落として東京朝を迎え、その後はもみ合いに終始した。
 107円を維持しての推移が続いており、ドルの下値しっかり感が継続も、上値をトライする勢いにも欠ける展開。
 日経平均が大きく反発。前日の上昇しtが米株式市場は時間外の先物市場で調整売りの動きが見られたが、その後プラス圏を回復するなどの動きになっている。
 こうした動きがリスク警戒の後退につながり、ドルへの資金集中の流れを後退させた。もっとも新型コロナウイルス第2波には警戒の動きもあり、ドル売りの動きにも慎重。

【ロンドン市場】ドル売りポンド売り ドル円は107円割れ

 ドル売りがやや優勢でドル円は107円を割り込む動きを見せた。短期のストップを巻き込み106.80近辺まで。
ユーロドルも東京市場の1.1210を中心にしたもみ合いから1.12台前半でややドル売りの動きに。
それ以上に軟調地合いとなったのがポンド。ポンドドルは1.24を割り込み、木曜日の安値を下回って一時1.2379レベルまで。
材料が出たというよりもストップ注文などを巻き込む格好に。

【NY市場】ドルの買い戻し

 ドルの買い戻しが優勢に。ドル円は一時107.35円を付ける展開となった。

その後も107円台での推移が続くなどしっかり。
米国での感染者拡大の報道が続く中で第二波警戒がドル買いを誘う格好に。
ダウの大幅安、NY原油の下げなどが目立つ展開。
円買いよりもドル買いが優勢という流れは変わらずドル円が上昇。
ユーロドルも一時1.11台まで下げたが、1.11代では買いが入る流れで1.12台にすぐに戻している。

【本日の見通し】リスク警戒継続

 リスク警戒の動きが継続。世界での新型コロナの感染者数が1000万人を超え、死者数も50万人を超える中、
第二波警戒の動きが広がっている。
 中国でも北京に近い河北省安新県をロックダウンするなど
感染拡大の流れが収まっていない。

 こうした中前週末の流れを受けて週明けも株安が見込まれる動き。
リスク警戒の流れが円買いよりもドル買いに集まっており、
ドル円はしっかりの可能性。
クロス円は下げの流れもユーロドルの1.11台の買いが意識されており、ユーロ円は微妙か。

 

【本日の戦略】ドル高意識

 新興国とくに中南米・南アジア、西アジア、南アなどでの感染拡大が深刻で
投資資金がドルへ集中する流れ
 ドル円でのドル買いがどこまで出るかは、リスク回避の円買いの分微妙。
特にアジア市場では円買いが優勢になる可能性がある。
ただ、海外市場ではドル買いが広がる可能性が高そうで
下がるところは買いに回ってみたい。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《6/26 金曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.19  1.1218  120.25
高値  107.36  1.1239  120.38
安値  106.80  1.1195  119.81
終値  107.22  1.1219  120.28
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《6/26 金曜日の主要株式指数》
日経  22512.08 +252.29
DOW   25015.55 -730.05
S&P    3009.05 -74.71
Nasdaq  9757.22 -259.78
FTSE   6159.30 +12.16
DAX   12089.39 -88.48
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《6/26 金曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=38.49(-0.23 -0.59%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1780.30(+9.70 +0.55%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《6/26 金曜日に発表された主な経済指標》
【シンガポール】
鉱工業生産指数(5月)14:00
結果 -16.5%
予想 -5.6% 前回 -0.5%(3.6%から修正)(前月比)
結果 -7.4%
予想 7.7% 前回 13.6%(13.0%から修正)(前年比)

【アメリカ】
個人所得・支出(5月)21:30
結果 -4.2%
予想 -6.0% 前回 10.8%(10.5%から修正)(個人所得)(前月比)
結果 8.2%
予想 9.3% 前回 -12.6%(-13.6%から修正)(個人支出)(前月比)

PCEデフレータ(5月)21:30
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 0.6%(0.5%から修正)(PCEデフレータ・前年比)
結果 0.1%
予想 0.0% 前回 -0.4%(PCEコアデフレータ・前月比)
結果 1.0%
予想 0.9% 前回 1.0%(PCEコアデフレータ・前年比)

ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(6月)23:00
結果 78.1
予想 79.2 前回 78.9
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《6/26 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*黒田日銀総裁
国内総生産は第2四半期に、かなりのマイナス成長になる公算が大きい
日本経済は新型コロナウイルスの影響を受け、当面厳しい状態が続く
今年後半にも国内外で感染の影響が落ち着けば経済は改善していく。
日銀は必要ならば躊躇なく行動する
3本の柱の措置で資金繰りの支援、市場安定に万全を期す

【NZ】
NZ財務省 
第2四半期での高い水準での生産拡大とこれまでの予想を上回る雇用状況を受けて、
予算策定時に想定したよりも失業率の上昇が抑えられる可能性が示唆される、
予算策定時には第3四半期で最大10%を見込んでいた失業率は第四半期時点で最大7.5%、第3四半期で最大9%に
失業率上昇の全容については今年後半に賃金補助延長制度が終了し、
その他の事業支援が打ち切られるまで明らかにならない。
当面の間はパンデミック前の水準を上回り、家計の収入と支出を圧迫
主要貿易相手国の成長は予想を下回り、3.5%減となる可能性。
NZ国内経済は短期的にプラスも、中期的には国外要因で大きく相殺。

【ユーロ圏】
*ラガルドECB総裁
危機の最悪期はおそらく通過した
回復には複雑な課題の克服が必要に
貯蓄が「驚異的に」増えたことが回復が不透明であること示す
回復は不完全、おそらく過渡的なものとなりそうだ
7月17-18日のEU首脳会議で救済基金計画、合意に至らない可能性
(ウェブイベントで)

*レーン・フィンランド中銀総裁
緩和を早期に引き揚げる選択はしない
デフレの恐れが再燃する可能性

【英国】
*スナック英財務相
我々は通常では考えられないような大規模な支援策を講じた
雇用を守る最善の策は経済活動を再開させることだ
引き続き社会インフラへの投資にコミット
ジョンソン英首相は英国の感染からの回復について演説を行う予定

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《本日予定されている主な経済指標》
【香港】
貿易収支(5月)17:30
予想 -182億香港ドル 前回 -233億香港ドル

【ユーロ圏】
ユーロ・消費者信頼感指数・確報値(6月)18:00
予想 N/A 前回 -14.7

ドイツ・調和消費者物価指数・速報(6月)21:00
予想 前回 0.0%(前月比)
予想 0.6% 前回 0.5%(前年比)

ドイツ・消費者物価指数・速報(6月)21:00
予想 0.3% 前回 -0.1%(前月比)
予想 0.5% 前回 0.6%(前年比)

【カナダ】
鉱工業製品価格(5月)21:30
予想 前回 -2.3%(鉱工業製品価格)
予想 前回 -13.4%(原材料価格指数)

【アメリカ】
中古住宅販売成約指数(5月)23:00
予想 21.5% 前回 -21.8%

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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