ダウ平均は売り先行もすぐにプラスに転じる ボーイングが上昇=米国株序盤
NY株式21日(NY時間09:49)
ダウ平均 24642.54(+66.64 +0.28%)
ナスダック 9390.22(+14.44 +0.16%)
CME日経平均先物 20655(大証終比:+105 +0.51%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。寄り付きは売りが先行し反落して始まったものの、売りが一巡すると直ぐに買い戻しが出ている。寄り付きの売りに関しては特段の悪材料は見当たらないものの、今週の大幅上昇からの利益確定売りが先行したようだ。
市場は米中対立がエスカレートするリスクを感じながらも、経済再開に伴う景気回復に楽観的で、特にIT・ハイテク株中心に最高値を更新する動きが見られている。
ただ、一部からは、米中対立を市場は過度に楽観視しているとの苦言も聞かれる。ウイルス感染とそれに伴う深刻な景気低迷により、米中合意第1弾の達成ははるかに困難になっているとの指摘も聞かれる。トランプ大統領による習近平国家主席への非難のほか、きのうはポンペオ米国務長官が、習主席が新型ウイルス対策費として20億ドルの拠出を打ち出したことに対して「無礼」と述べていた。
取引開始前に米新規失業保険申請件数が発表になっていた。申請件数は243.8万件と予想を上回ったものの、前回が下方修正されたほか、鈍化傾向は続いていることから、特に悪材料視されていない。
ダウ採用銘柄ではボーイングに買いが強まっており指数をサポート。アナリストが新規に「買い」でカバレッジを開始したことが好材料視されている模様。
なお、引け後の決算ではエヌビディア、HPエンタープライズの発表が予定されている。特にエヌビディアは事前の期待が高まっており注目される。
アルファベット(C) 1412.68(+5.96 +0.42%)
フェイスブック 236.10(+6.13 +2.66%)
ネットフリックス 440.18(-7.49 -1.67%)
テスラ 814.38(-1.18 -0.14%)
アマゾン 2518.68(+20.74 +0.83%)
エヌビディア 359.96(+1.16 +0.32%)
ツイッター 31.86(-0.37 -1.16%)
ダウ採用銘柄
J&J 147.84(+0.16 +0.11%)
P&G 112.50(-0.78 -0.69%)
ダウ・インク 36.47(+0.29 +0.81%)
ボーイング 141.70(+8.38 +6.42%)
キャタピラー 115.60(-0.09 -0.08%)
レイセオン 59.75(+1.95 +3.37%)
ビザ 193.03(-0.83 -0.44%)
ナイキ 93.11(+0.16 +0.17%)
ウォルグリーン 40.66(+0.52 +1.31%)
3M 147.79(-0.42 -0.28%)
エクソンモビル 45.45(+0.08 +0.18%)
シェブロン 92.82(-0.18 -0.20%)
コカコーラ 45.82(-0.08 -0.17%)
ディズニー 119.52(-0.40 -0.35%)
マクドナルド 185.06(+0.96 +0.53%)
ウォルマート 125.60(+0.15 +0.12%)
ホームデポ 238.17(-0.02 -0.01%)
JPモルガン 90.92(-0.41 -0.46%)
トラベラーズ 98.74(+3.20 +3.43%)
ゴールドマン 180.16(-1.28 -0.72%)
アメックス 90.92(+0.19 +0.22%)
ユナイテッドヘルス 285.77(-2.22 -0.77%)
IBM 121.32(-0.06 -0.05%)
アップル 320.57(+1.34 +0.43%)
ベライゾン 54.41(+0.15 +0.28%)
マイクロソフト 186.40(+0.74 +0.40%)
インテル 63.13(+0.03 +0.05%)
ファイザー 37.50(-0.13 -0.35%)
メルク 76.94(+0.05 +0.06%)
シスコシステムズ 45.55(+0.11 +0.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。