ダウ平均は反発 中国の輸出やペイパルの4月の動向もフォローに=米国株前半
NY株式7日(NY時間11:43)
ダウ平均 24042.81(+378.17 +1.60%)
ナスダック 8984.04(+129.65 +1.46%)
CME日経平均先物 19805(大証終比:+105 +0.53%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。引き続き経済活動再開と原油高を好材料視しているようだ。それに加え、この日発表の中国の4月の貿易統計で輸出が3.5%増と予想外のプラスだったこともフォロー。中国は先進国に先駆けて都市封鎖を解除しており、投資家心理を押し上げている模様。
また、決済サービスのペイパルの決算もフォローとなっているとの指摘も聞かれる。1-3月期決算を発表し、冴えない決算ではあったものの、4月は著しく改善を見せていると述べたことで買いが強まっている。再開後の経済活動に悲観的な見方も少なくない中、ペイパルの説明がやや安心感を与えている面があるのかもしれない。
朝方に米新規失業保険申請件数が発表になった。申請件数は316.9万件と予想以上ではあったものの、鈍化傾向は続いており、既にピークアウトしたことを示唆している。明日は米雇用統計が予定されており、最悪の数字が予想されてはいるものの、市場がどう受け止めるか確認したいところではある。
前日は終盤にかけダウ平均は失速したが、きょうはどうか注目される。ダウ平均が節目となっている2万4000ドルを超えるとまだ、上値は重いようだ。エネルギーや銀行株が上昇しているほか、IT・ハイテク株も買いが続いている。
なお、本日の引け後の決算はウーバー、ロク、ブッキングなどが予定されている。
ペイパル 144.95(+16.64 +12.97%)
アルファベット(C) 1364.78(+17.48 +1.30%)
フェイスブック 209.89(+1.42 +0.68%)
ネットフリックス 434.36(+0.10 +0.02%)
テスラ 778.82(-3.77 -0.48%)
アマゾン 2354.99(+3.73 +0.16%)
エヌビディア 303.87(+6.08 +2.04%)
ツイッター 28.46(+0.78 +2.80%)
ダウ採用銘柄
J&J 148.24(+0.16 +0.11%)
P&G 113.34(+0.24 +0.21%)
ダウ・インク 33.44(+1.48 +4.63%)
ボーイング 129.22(+7.36 +6.04%)
キャタピラー 109.02(+1.35 +1.25%)
レイセオン 58.18(+0.26 +0.45%)
ビザ 184.19(+5.41 +3.03%)
ナイキ 89.64(+1.20 +1.36%)
ウォルグリーン 41.32(+0.08 +0.19%)
3M 146.77(+0.57 +0.39%)
エクソンモビル 44.90(+0.91 +2.07%)
シェブロン 93.47(+3.42 +3.80%)
コカコーラ 44.95(+0.20 +0.45%)
ディズニー 104.40(+3.52 +3.49%)
マクドナルド 181.28(+4.31 +2.44%)
ウォルマート 123.72(+0.96 +0.78%)
ホームデポ 229.87(+5.95 +2.66%)
JPモルガン 92.74(+2.47 +2.74%)
トラベラーズ 96.87(+3.58 +3.84%)
ゴールドマン 182.25(+5.33 +3.01%)
アメックス 86.80(+2.80 +3.33%)
ユナイテッドヘルス 289.47(+0.70 +0.24%)
IBM 122.48(+0.94 +0.76%)
アップル 303.71(+3.08 +1.02%)
ベライゾン 55.66(+0.02 +0.04%)
マイクロソフト 183.71(+1.17 +0.64%)
インテル 59.66(+0.48 +0.81%)
ファイザー 37.46(-0.67 -1.74%)
メルク 76.69(-0.43 -0.56%)
シスコシステムズ 41.60(+0.45 +1.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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