ダウ平均は大幅反落 先週の反動減の一方、慎重姿勢も根強い＝米国株前半

NY株式13日（NY時間11:19）
ダウ平均　　　23197.27（-522.10　-2.23%）
ナスダック　　　8065.76（-87.82　-1.09%）
CME日経平均先物　19085（大証終比：+15　+0.08%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は大幅反落。先週はＯＰＥＣプラスの歴史的な減産合意もあり、ダウ平均が週間で１２．７％上昇するなど過去７番目の好パフォーマンスを見せていた。市場の一部からは３月２３日の安値で底を付けたとの楽観的なムードも流れる一方で、新型ウイルス感染はなお拡大が続いており、経済への影響が期待以上に長引く可能性も警戒されることから、慎重姿勢も根強い。

　今週の大手銀を皮切りに１－３月期の決算発表が始まる。今回の決算を市場がどの程度参照するかは、かなり未知数。そのうえ、各企業が４－６月期や通期見通しを出せるかどうかも同じく未知数だ。Ｓ＆Ｐ５００採用銘柄ベースでは、１月の６．３の増益予想から９％の減益見通しに下方修正されている。

　ダウ平均はすでに新型ウイルス感染や原油急落に伴う先行き懸念の急落の半値を戻している。ＦＲＢやトランプ政権の異例の積極策が奏功しているとみられるが、早期回復の期待感の一方で、マクロ、ミクロ両面で、トンネルの出口がなお見えないことから、この先は株式市場も慎重な動きが警戒される。

　決算発表を控えた銀行株が下落しているほか、航空株やクルーズ株なども大幅安となっている。一方、ＩＴ・ハイテク株の一角には買いも見られている状況。

アルファベット（C）　1193.47（-17.98　-1.48%）
フェイスブック　170.38（-4.81　-2.75%）
ネットフリックス　384.75（+14.03　+3.79%）
テスラ　605.02（+32.02　+5.59%）
アマゾン　2128.17（+85.41　+4.18%）
エヌビディア　262.97（+0.02　+0.01%）
ツイッター　26.60（-1.17　-4.21%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　138.79（-2.44　-1.70%）
Ｐ＆Ｇ　114.63（-0.03　-0.03%）
ダウ・インク　35.22（-1.34　-3.85%）
ボーイング　148.00（-3.84　-2.61%）　
キャタピラー　 114.64（-10.39　-8.16%）　
レイセオン　 60.67（-4.04　-6.45%）　
ビザ　167.26（-6.43　-3.68%）　
ナイキ　84.46（-2.33　-2.73%）
ウォルグリーン　43.82（-0.10　-0.23%）　
３Ｍ　146.04（-1.74　-1.17%）　
エクソンモビル　 42.46（-0.67　-1.53%）　
シェブロン　84.60（+0.29　+0.34%）　
コカコーラ　47.03（-1.97　-4.12%）　
ディズニー　100.96（-3.54　-3.50%）　
マクドナルド　177.64（-6.06　-3.41%）　
ウォルマート　123.61（+1.81　+1.49%）
ホームデポ　197.22（-4.31　-2.21%）
JPモルガン　98.89（-3.87　-4.10%）
トラベラーズ　 106.15（-3.59　-3.42%）
ゴールドマン　 182.02（-2.24　-1.27%）
アメックス　88.74（-6.08　-6.60%）　
ユナイテッドヘルス　259.52（-4.61　-1.72%）
ＩＢＭ　118.66（-2.84　-2.38%）
アップル　 267.20（-0.79　-0.30%）
ベライゾン　56.92（-0.52　-0.90%）
マイクロソフト　 162.92（-2.22　-1.34%）
インテル　58.10（+0.96　+1.63%）
ファイザー　34.94（-0.45　-1.30%）
メルク　80.06（-2.44　-2.98%）
シスコシステムズ　40.73（-0.47　-1.13%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美