スタバが暫定決算受け軟調 中国での売り上げが落ち込む=米国株個別
スターバックスが軟調。1-3月期の暫定決算を公表しており、調整後1株利益は0.32ドルを見込むと発表した。新型ウイルス感染で中国での売り上げが落ち込み、1株利益を0.15ドル~0.18ドル押し下げたとしている。また、4-6月期については1-3月期以上に大きな悪影響が出ると見込んだほか、その悪影響は7-9月期まで続く可能性も示唆した。
年初から3月11日までの米既存店売上高は8%増と、4年ぶりの高い伸びを示したものの、新型ウイルス感染拡大に伴い、その後は失速し、3月末までに売上高は60~70%減少したとしている。
ただ、当面の見通しは暗いが、苦境は一時的なもので、巻き返せることを中国での経験が物語っていると指摘。中国では3月に回復ペースがやや加速し、向こう2四半期で完全に回復することを示す証拠があると説明している。
なお、自社株買いプログラムを一時停止するほか、設備投資を先送りし、裁量的支出を削減することも明らかにした。減配は見込んでいないという。28日に正式な1-3月期決算を発表予定。
(NY時間09:38)
スターバックス 70.22(-1.35 -1.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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