ダウ平均が上げ幅の過去最大を更新=NY株式概況
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米東部時間終値
直近値 前日のNY17時比 高値 / 安値
ダウ工業株30種平均 20704.91 + 2112.98 (+ 11.37%) 20737.70 / 19649.25
ナスダック総合指数 7417.86 + 557.18 (+ 8.12%) 7418.38 / 7169.86
S&P500 2447.33 + 209.93 (+ 9.38%) 2449.71 / 2344.44
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きょうのNY株式市場でダウ平均は2112ドル高と上げ幅の過去最大を更新する大幅な上昇を見せた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が2112.98ドル高の2万0704.91ドル、ナスダック総合指数が557.18高の7417.86、S&P500が209.93高の2447.33。
NY株式市場は寄り付きから大幅高でスタート。新型コロナウイルスの感染被害と全米各地での外出禁止や食品などの本質的なものを除いたビジネスの停止などを受けた米経済の鈍化見込みなどを受け、米議会が2兆ドルを超える大規模な景気対策案を協議しており、今日にも成立の見込みとの思惑が株高を誘った。
共和党による景気対策案は昨日まで二日間、民主党の反対をうけて成立に至らなかったが、民主党はここに来て姿勢を変更。シューマー上院院内総務、ペロシ下院議長という上下両院の民主党トップが早期成立の見通しを示し、共和党上院の事実上トップであるマコネル共和党院内総務も同様の姿勢を示したことで、期待感が広がった。
また、トランプ大統領が現状のロックダウンについて、イースターをめどに再開の意向を示したことも、期待感につながっている。
ダウは直近売りが目立っていた銘柄を中心に買われた。欧州市場でも買いが出ていた石油関連では、石油メジャーのシェブロンが22.7%の大幅高でダウ採用銘柄では上昇率トップ。同エクソンモービルは12.7%高。その他ボーイング、アメックスが20%を超える上昇に。30銘柄中ベライゾンを除く29銘柄が上昇している。
新興ハイテク関連では、エヌビディアが17.2高、テスラが16.3%高と製造関連が強い。
アルファベット(C) 1134.46(+77.84 +7.37%)
フェイスブック 160.98(+12.88 +8.70%)
ツイッター 25.85(+1.16 +4.70%)
テスラ 505.00(+70.71 +16.28%)
アマゾン 1940.10(+37.27 +1.96%)
エヌビディア 249.18(+36.49 +17.16%)
ダウ採用銘柄
J&J 119.18(+8.04 +7.23%)
P&G 103.27(+5.57 +5.70%)
デュポン 32.46(+4.00 +14.05%)
ボーイング 127.68(+22.06 +20.89%)
キャタピラー 101.34(+9.49 +10.33%)
ユナイテッド 86.76(+11.81 +15.76%)
ビザ 154.53(+18.79 +13.84%)
ナイキ 72.33(+9.53 +15.18%)
GE 7.01(+0.90 +14.73%)
3M 132.72(+14.85 +12.60%)
エクソンモビル 35.44(+3.99 +12.69%)
シェブロン 66.55(+12.33 +22.74%)
コカコーラ 39.45(+1.89 +5.03%)
ディズニー 98.12(+12.36 +14.41%)
マクドナルド 161.95(+24.85 +18.13%)
ウォルマート 115.03(+0.75 +0.66%)
ホームデポ 184.72(+22.33 +13.75%)
JPモルガン 88.43(+9.40 +11.89%)
トラベラーズ 93.74(+5.38 +6.09%)
ゴールドマン 153.60(+18.63 +13.80%)
アメックス 84.05(+15.09 +21.88%)
Uヘルス 219.80(+24.94 +12.80%)
IBM 105.48(+10.71 +11.30%)
アップル 246.88(+22.51 +10.03%)
ベライゾン 49.99(-0.32 -0.64%)
マイクロソフト 148.34(+12.36 +9.09%)
インテル 52.40(+2.82 +5.69%)
ファイザー 29.70(+1.21 +4.25%)
メルク 69.05(+2.65 +3.99%)
シスコ 38.60(+4.00 +11.56%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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