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米ドル/円相場、“嵐の前の静けさ”か

達人の予想 

米ドル/円、足もとの注目ポイントは?

米ドル/円・日足・複合チャート
米ドル/円・日足・複合チャート

【注目ポイント】「105.000円」サポート成否
【見通し1】「105.000円」サポートなら、「105.000~107.880円」が“主戦場”となりそう
【見通し2】「105.000円」割れなら、「B波終点」→「C波起点」となる可能性も

「105.000円」割れが「C波」のトリガーとなるか

エリオット波動・下降(修正)3波イメージ図
エリオット波動・下降(修正)3波イメージ図

株式市場の動揺が止まりません。16日のNY株式市場では、1日の動きとしては1987年10月の「ブラックマンデー」以来の大幅な下げ率(※下げ幅[2997.10ドル]は過去最大)となり、FRBや日銀が実施した付け焼き刃的な金融緩和策を嘲笑うかのような相場展開となっています。

そんな中、足もとの米ドル/円相場は“有事の米ドル買い”+“リスク回避の円買い”が継続していることもあり、下値しっかりの相場展開となっています。

別図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩下がりとなっていること、2) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、3) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”となった後、同MAとパラレル推移となっていること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)が-DI>+DIとなっている(別図青色点線丸印)ことから、米ドル/円・日足チャートでは、趨勢は下降トレンド主体となっているものの、足もとではアヤ戻し※となっていることが視認できます。(※アヤ戻し:相場が下落基調にあるときに、一時的に少しだけ上昇する相場のこと。)

米ドル/円は、4時間足チャートにおける上値抵抗ライン(≒106.940円)を一時的に上抜けブレークしたものの、その後、約1ヵ月における市場参加者の平均コストを示す21日MAで上値を抑えられる相場展開となっています。

足もとの注目ポイントは、ローソク足がBB・-1σライン(別図黄色矢印)を基準とする「105.000円」でサポートされるか否か。

ローソク足が同ラインでサポートされた場合は、BB・-1σラインと21日MAの間のゾーンである「105.000~107.880円」を“居心地のいい価格帯”として、当面の米ドル/円における主戦場(=コアレンジ)となりそうです。

一方で、同ラインを下抜けブレークした場合は、13日陽線高値(=108.453円、別図赤色三角印)が「B波」の終点かつ「C波」の始点となり得、下降モメンタムが強まり、100円割れに向かう可能性も。(※エリオット波動・下降[修正]3波については、イメージ図をご覧ください。)

株式相場の悲観一色の相場状況に比べると、足もとの米ドル/円相場は“別世界”のような静けさとも受け取れます。しかしながら、裏を返せば、これは“嵐の前の静けさ”なのかもしれません。もっとも、現在の“有事の米ドル買い”+“リスク回避の円買い”の相殺力学が崩れた場合は、溜め込んだエネルギーが一方向に向かう可能性については、当然視野に入れておくべきでしょう。

いずれにしても、足もとの米ドル/円は「105.000円サポート成否」が分水嶺となり得るため、注視すべきでしょう。

執筆者 津田隆光

執筆者 : 津田隆光|マネースクエア チーフストラテジスト

(株)マネースクエア チーフストラテジスト。テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、M2TV「マーケットView」やラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のマーケットスクエア」に出演中。

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