トランプの経済対策に市場は大きく失望、世界的な株安に。
夕方の相場コメント
期待し過ぎだったと思いますが、なんと3月10日NY時間の引け前に105.92まで買い上げてしまったドル円。朝方のアジア安値は102.01だったし、3月9日のNY時間の安値は101.18です！ トランプが話した内容で期待感いっぱいにショートカバーしました。なんとNY市場で見れば前日の安値からわずか1日で4.74円も上がったことになります。
トランプ大統領がぶち上げた経済対策を期待し、株が戻って為替も売り過ぎたポジションをほぼ切らされる展開となっての106円手前までの上昇でした。
しかし出てきた内容が期待外れで、具体性に欠け効果もいつ出るのかさえも判らず期待を大きく裏切られた市場の失望感で株式はえらいことになっています。
101.18と105.92の半値は103.55で、まぁ現状水準に近いですが104円台前半が非常に重たくなっていると思います。
＜ドル円＞ ダメ元 戻り売り
104.500売りから。ストップは104.850
103.200で買い戻しをイメージしました。
＜ユーロドル＞ 売り
1.12800で引きつけて売りから。ストップは1.13200に
置きながら1.12100で買い戻しをイメージします。
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ユーロ円・ポンド円は 元々指値は置きません。
◆ユーロ円 売り
117.000で売りから。ストップは117.350
116.050で買い戻しをイメージしました。
◆ポンド円 売り
132.800で売りから。ストップは133.250
131.400で買い戻しをイメージしました。
3月12日
19：54
ドル円 103.800-803
ユーロドル 1.12395-399
ユーロ円 116.655-660
ポンド円 132.374-384
慶應義塾大学商学部卒。邦銀・外銀を通じ為替営業部長として日銀・財務省や法人顧客を多数担当。ユーロマネー誌(日本語版)顧客投票ベストセールス部門6年連続第1位、過去7回受賞。短期為替予測部門でも5年連続第1位受賞。ＪＦＸ株式会社代表取締役 小林芳彦
