今夜から明朝の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

東京市場のドル/円は、107円台前半へと下窓を開けてオープンするも、日本株がプラス圏に切り返した事を背景に一時108.30円台まで反発。黒田日銀総裁の資金供給に関する声明を市場は好感した格好です。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。


3/2（月）
16:00　トルコ2月製造業PMI
17:30　スイス2月製造業PMI
17:50　仏2月製造業PMI・改定値
17:55　独2月製造業PMI・改定値
18:00　ユーロ圏2月製造業PMI・改定値
18:30　英2月製造業PMI・改定値
18:30　英1月消費者信用残高
18:30　英1月マネーサプライM4
23:45　米2月製造業PMI・改定値
24:00☆米2月ISM製造業景況指数
24:00　米1月建設支出
-----☆英・EUが将来関係の初交渉

3/3（火）
09:30　豪1月住宅建設許可件数
09:30　豪10-12月期経常収支
12:30☆RBA政策金利

※☆は特に注目の材料

週明けのアジア市場は、日本や中国の株価が反発しており、さながらパニック状態だった前週末の動きはひとまず落ち着きました。それだけに今夜の欧米市場の展開は極めて重要と考えられます。米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ期待を支えに、欧米の株価指数が先週の大幅安をどこまで埋められるかが見どころとなるでしょう。米国株は米2月ISM製造業景気指数の結果にも左右されそうです。