ダウ平均は大幅に6日続落 感染の経済への影響を織り込む動き活発化=米国株序盤
NY株式27日(NY時間10:11)
ダウ平均 26304.51(-653.08 -2.42%)
ナスダック 8735.56(-245.22 -2.73%)
CME日経平均先物 21695(大証終比:-155 -0.72%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は6日続落して始まっている。新型ウイルス感染の影響が引き続き懸念されており、投資家は資産防衛を活発化させているようだ。中国での新規感染者数の発生は鈍化しているものの、イタリアやイランなど中国以外の国での感染が急速に拡大しており、世界経済への懸念につながっている。更に米国疾病管理予防センター(CDC)が、旅行歴のない米国人のカリフォルニアでの感染を確認したことも重石となっている模様
この状況を受けエコノミストやアナリストからは、成長や企業収益の見通しの下方修正が相次いでおり、一部には金融危機以来の低水準に修正する動きも出ている。市場は、感染が予想以上に深刻であることに気づき、経済に与える現実的な影響を織り込む動きを活発化させているとの声も聞かれる。
全面安の中、ダウ平均は寄り付きから500ドル超下落して始まり、下げ幅は一時600ドルを超えている。今月12日に付けた史上最高値から11%下落。
IT・ハイテク株も利益確定売りが強まっており、全体の下げを先導している。ナスダックも大幅反落となっている。
なお、引け後の決算発表はモンスタービバレッジ、マイラン、ビヨンド・ミートなどが予定。
※前日の米株式市場のニュースで上記3銘柄を26日引け後に決算発表とお伝えしました。お詫びして訂正いたします。
アルファベット(C) 1357.61(-35.57 -2.55%)
フェイスブック 191.98(-5.22 -2.65%)
ネットフリックス 385.39(+6.15 +1.62%)
テスラ 710.44(-68.36 -8.78%)
アマゾン 1922.92(-56.67 -2.86%)
エヌビディア 254.42(-13.07 -4.89%)
ツイッター 33.05(-1.58 -4.56%)
ダウ採用銘柄
J&J 142.79(-0.89 -0.62%)
P&G 117.18(-2.98 -2.48%)
ダウ・インク 39.72(-2.63 -6.11%)
ボーイング 291.14(-14.45 -4.73%)
キャタピラー 125.68(-2.57 -2.00%)
ユナイテッド 134.62(-3.76 -2.72%)
ビザ 183.06(-4.15 -2.22%)
ナイキ 90.15(-1.85 -2.01%)
ウォルグリーン 45.89(-1.74 -3.65%)
3M 149.99(+1.03 +0.69%)
エクソンモビル 51.19(-1.82 -3.43%)
シェブロン 95.08(-2.96 -3.02%)
コカコーラ 57.06(-0.54 -0.94%)
ディズニー 119.47(-3.89 -3.15%)
マクドナルド 207.87(-2.23 -1.06%)
ウォルマート 112.32(-1.46 -1.28%)
ホームデポ 232.31(-2.97 -1.26%)
JPモルガン 123.15(-3.49 -2.76%)
トラベラーズ 126.93(-1.63 -1.27%)
ゴールドマン 210.32(-5.46 -2.53%)
アメックス 115.03(-3.47 -2.93%)
ユナイテッドヘルス 254.96(-8.04 -3.06%)
IBM 136.21(-3.54 -2.53%)
アップル 281.50(-11.15 -3.81%)
ベライゾン 56.24(-0.90 -1.58%)
マイクロソフト 165.75(-4.42 -2.60%)
インテル 57.39(-2.26 -3.79%)
ファイザー 34.66(-0.06 -0.17%)
メルク 80.30(+0.36 +0.45%)
シスコシステムズ 41.04(-1.12 -2.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。