【1月10日予想】本格的な上昇相場入りか?
新興株に注目
9日の日経平均株価は前日比2.31%プラスの23739円87銭、TOPIXは前日比1.63%プラスの1729.05ポイント、マザーズ指数は前日比1.69%プラスの885.76ポイント、東証2部指数は前日比1.27%プラスの7330.15ポイント、ジャスダック指数は前日比1.23%プラスの175.13ポイントとなりました。
米イラン関係の緊張が緩和したことから為替が大幅に円安となり日本株も大きく上昇しました。米イラン関係については不確定要素はありますが「現状で手打ち」という方向性を株式市場が織り込んだと判断してよいでしょう。明日からようやく1月平常相場の実質スタートだと考えます。
過去の統計データでは1月は・・・
「株価が上がりやすい」
傾向が強く見られます。
そのなかでも特に強いのが、「小型株」です。
1月の成績は・・・
東証1部が
勝率49.1%
平均損益率0.47%
に対して、
新興市場は
勝率58.4%
平均損益率4.4%
となっており、
「1月は新興株が強い」
ということがデータ上顕著に表れています。
9日にジャスダック指数、東証2部指数も昨年来高値を更新しました。マザーズ指数に関してはまだ出遅れていますが底打ち感が出ています。大型株は海外株や為替に連動しやすくまだ予断を許しませんが、新興株の上昇から徐々に大型株へのシフトも起こりそうです。1月は新興株に注目しましょう。10日の日経平均株価は小幅高と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。