レンジ取引続く、ドルはややしっかり

レンジ取引続く、ドルはややしっかり

ユーロはやや軟調、ストップなど売りを誘う

【東京市場】小動き

　翌週がクリスマスウィークという週末で
目立った動意なく、ドル円は109円台前半で小動き。
前日のＮＹ市場で弱めの米指標を受けたドル売り基調が重石となって、
109円台半ば手前がやや重い印象に。

【ロンドン市場】もみあい

　朝方は東京市場のドル円の重さもあり109円25銭近辺に。
その後少し値を戻してもみ合いに。

　ユーロは若干軟調、対ポンドでも売りが出ていた。
英ＧＤＰ改定値の上方改定がポンド買いを支える格好。

　ユーロは対ドルで1.11割れ。ストップ注文などが売りを誘ったと見られた。

【NY市場】ドル円109円台半ばに

　ドル円は買い戻しが入り109円台半ばに。
109円台前半では買いが入る流れが継続している。

　PCEデフレータが予想を超えてきたことが
ドル買いの動きを支えた。
米インフレ指標の弱さが続くと、利下げ期待が広がるだけに
今回の堅調な数字がドル買いに安心感を与えた。　

【本日の見通し】クリスマスウィーク動意なし

　今週はクリスマスウィーク。
すでに休暇に入った参加者も多く世界的に取引量が減少する週。
欧米時間での動きは特に乏しく、
目立った動きのない週となりそう。

　ドル円は109円台での動きが中心か。
上下とも大台を超える動きは期待薄。
110円手前の売りが残っている文
可能性があるとすると下方向も、基調はまだ上。

【本日の戦略】レンジ取引意識

　無理をせずの週。
基本はレンジ取引で上下ともに落ち着いた動きを期待。
目立った材料もないが、唯一注目は耐久財受注。
米国の第3四半期GDPは設備投資に弱さを見せた。
同項目との関連が深い同指標は前回かなりの改善を見せた。
今回も注目を集めるところで
動きがあるとするとこの前後あたりが期待されるところ。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《12/20　金曜日》
　　　ドル円　　ユーロドル　　ユーロ円
始値　　109.37　　1.1122　　121.67
高値　　109.53　　1.1125　　121.70
安値　　109.26　　1.1066　　121.19
終値　　109.44　　1.1079　　121.35
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《12/20　金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経　　23816.63 -48.22
DOW　　 28455.09 +78.13
S&P 　　 3221.22 +15.85
Nasdaq 　8924.96 +37.74
FTSE 　　7582.48 +8.66
DAX 　　13318.90 +106.94
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《12/20　金曜日の商品市場》
NY原油先物2月限（WTI）（終値）
1バレル＝60.44（-0.74　-1.21%）
NY金先物2 月限（COMEX）（終値）
1オンス＝1480.90（-3.50　-0.24%）
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《12/20　金曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
消費者物価指数（11月）8:30
結果　0.5%
予想　0.5%　前回　0.2%（前年比)
結果　0.5%
予想　0.5%　前回　0.4%（生鮮食料品除くコア・前年比)

【英国】
GFK消費者信頼感（12月）9:01
結果　-11
予想　-14　前回　-14

【ユーロ圏】
ドイツGFK消費者信頼感（1月）16:00
結果　9.6
予想　9.8　前回　9.7

ユーロ圏経常収支（10月）18:00
結果　324億ユーロ
予想　N/A　前回　282億ユーロ（季調済)

ユーロ圏消費者信頼感・速報値（12月）21日0:00
予想　-7.0　前回　-7.2

【香港】
消費者物価指数（11月）17:30
結果　3.0%
予想　3.1%　前回　3.1%（前年比)

国際収支（第3四半期）17:30
結果　-598.5億香港ドル
予想　N/A　前回　283.2億香港ドル（国際収支－総額)
結果　744.5億香港ドル
予想　N/A　前回　349.5億香港ドル（377.7億香港ドルから修正）（国際収支－経常収支)

【英国】
GDP・確報値（第3四半期）18:30
結果　0.4%
予想　0.3%　前回　0.3%（前期比)
結果　1.1%
予想　1.0%　前回　1.0%（前年比)

経常収支（第3四半期）18:30
結果　-159億ポンド
予想　-155億ポンド　前回　-242億ポンド（-252億ポンドから修正）

公共部門ネット負債（11月）18:30
結果　49億ポンド
予想　52億ポンド　前回　83億ポンド（105億ポンドから修正）

【カナダ】
小売売上高（10月）22:30
結果　-1.2%
予想　0.5%　前回　-0.1%（前月比)
結果　-0.5%
予想　0.2%　前回　-0.1%（0.2%から修正）（コア・前月比)

【米国】
実質ＧＤＰ（確報値）（2019年第3四半期）22:30
結果　2.1%
予想　2.1%　前回　2.1%（実質GDP)
結果　3.2%
予想　2.9%　前回　2.9%（個人消費)
結果　1.8%
予想　1.8%　前回　1.8%（GDPデフレータ)
結果　2.1%
予想　2.1%　前回　2.1%（PCEコアデフレータ)

個人支出（11月）21日0:00
結果　0.4％
予想　0.4%　前回　0.3%（前月比）

個人所得（11月）21日0:00
結果　0.5％
予想　0.3%　前回　0.1%（0.0%から修正）（前月比）

PCEデフレータ（11月）21日0:00
結果　1.5％
予想　1.4%　前回　1.4％（1.3%から修正）（前年比）

PCEコアデフレータ（11月）21日0:00
結果　1.6％
予想　1.5%　前回　1.7％（1.6%から修正）（前年比）

ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値（12月）21日0:00
結果　99.3
予想　99.2　前回　99.2
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《12/20　金曜日のに発表された主なイベント・ニュースなど》

【中国】
＊中国習近平国家主席
マカオは特色ある一国二制度の華麗な歴史を作った。
マカオは自治権を正しく行使してきた。
中国は香港とマカオへの外国の干渉を容認せず。
香港とマカオは中国の内政問題。

＊通信社BBG
中国の習近平国家主席は20年1月の「ダボス会議」に出席する計画はない。

【英国】
＊英政府
次期英中銀総裁がアンドリュー・ベイリー氏となること確認。

＊ジャビド財務相　
カーニー英中銀総裁は３月15日まで在任する。

＊ジョンソン英首相
ＥＵと将来の関係においてＥＵルールに同調はしない。
離脱協定法案では離脱延期の可能性は排除される。

＊ハスケル英中銀委員
英中銀予測を上回るより一層の下方リスクが続くだろう。
ブレグジットに関する不透明感が継続。
英経済見通しは過去と比べて弱まっている。
英中銀の（早期の）利下げは、ゼロ金利に陥ること防ぐだろう。

【ユーロ圏】
＊スペイン中銀
第４四半期のスペイン成長は前期比＋０．４％と予測。
２０１９年通年成長は前年比＋２．０％と予測。
２０２２年まで成長は緩やかに鈍化する見込み。
低調な消費と、弱い設備投資が要因。

【米国】
＊トランプ大統領
習主席と、貿易合意についてとてもよい話ができた。
正式な署名が準備されている。
北朝鮮や香港についても協議した。

＊習主席
米国からの求めに応じてトランプ大統領と電話会談した。
米中の第１段階の合意は相互尊重において到達した。
トランプ大統領とコミュニケーションを続ける。

＊トランプ大統領の一般教書演説は２月４日
トランプ大統領の一般教書演説は２月４日に決まった。
ペロシ下院議長が大統領に招待状を出した。
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《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
全産業活動指数（10月）13:30
予想　-4.3%　前回　1.5%（前月比）

景気先行指数・確報値（10月）14:00
予想　N/A　前回　91.8

景気一致指数・確報値（10月）14:00
予想　N/A　前回　94.8

【シンガポール】
消費者物価指数（11月）14:00
予想　0.4%　前回　-0.4%（前月比）
予想　0.6%　前回　0.4%（前年比）

【カナダ】
GDP（10月）22:30
予想　0.0%　前回　0.1%（前月比）

【米国】
耐久財受注・速報値（11月）22:30
予想　1.5%　前回　0.5%（前月比）
予想　0.2%　前回 0.5%（輸送除く・前月比）

新築住宅販売件数（11月）24日0:00
予想　73.0万件 前回　73.3万件

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