ウォルマートが決算好調で上昇 利益見通しを再度上方修正＝ダウ採用銘柄

　ウォルマートが上昇しておりダウ平均をサポートしている。取引開始前に８－１０月期決算を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。マクミロンＣＥＯは声明で、「米国内の事業は力強い既存店売上高と消費を確認した。営業利益は６四半期伸びた」と語った。

　また、同社は通期の１株利益の見通しを上方修正しており、従来は“若干減少～若干増加”だったが、今回は“若干増加”に表現を修正している。上方修正は今年２回目となる。年末商戦に自身を示した格好。

　ｅコマースも好調で、ウェブでの販売は４１％増加した。同社はオンラインでの食品提供サービスを急速に拡大しており、従業員が顧客の冷蔵庫に食品を入れるまでの新たなサービスを３都市で開始している。

（８－１０月・第３四半期）
・米既存店売上高：3.2％（予想：3.1％）
　　サムズクラブ：0.6％（予想：1.8％）
・1株利益（調整後）：1.16ドル（予想：1.09ドル）
・売上高：1279.9億ドル（予想：1286.7億ドル）

（NY時間09:42）
ウォルマート　123.92（+2.94　+2.43%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美