米10年債利回り低下 不透明感を材料に利益確定か=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)
2年債 1.644(-0.018)
10年債 1.893(-0.042)
30年債 2.369(-0.047)
期待インフレ率 1.676(-0.028)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。市場の注目は米中貿易協議の行方に集まる中、様々なニュースに不透明感が漂っている。「米中は第1段階の合意に近づいてはいるものの、既存の関税撤廃に踏み切るべきか、それとも12月15日に発効する予定の関税のみを取り消すかを巡って対立している」との報道や、「米中は農産物の購入巡り協議が難航」との報道も流れていた。
ただ、米株や原油は上昇しており、リスク回避の雰囲気にはなていない。米中協議の不透明感を材料に利益確定が強まっているのいかもしれない。
10年債利回りは一時1.86%台、政策金利に敏感な2年債は1.62%台まで低下。
2-10年債の利回り格差は+25(前営業日+26)。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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