ユナイテッドヘルスが決算好感し上昇 健康保険事業のコストへの懸念が緩む=ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルスが上昇しており、ダウ平均をサポートしている。7-9月期決算を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。通期の利益見通しについても、7月に示していた従来見通しから上方修正し予想も上回った。投資家は全四半期に健康保険事業のコストに懸念を強めていたが、今回の決算を受けて懸念は後退している模様。
受け取り保険料に対する支払いコストの割合であるメディカルケア・レシオは82.4%と全四半期の83.1%からは低下したものの、予想範囲内ではあった。
メディケアアドバンテージ事業は前年比31.5万人の加入者を追加したが、4-6月期または2018年の7-9月期よりも増加幅は少なかった。同事業は医療保険業界の主要なドライバーとなっている。
ヘルスサービス事業の「オプタム」は成長を持続しており、営業利益は2桁増加した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):3.88ドル(予想:3.75ドル)
・営業収益:603.5億ドル(予想:597.4億ドル)
・メディカルケア・レシオ:82.4%(予想:82.2%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):14.90~15.00ドル(従来:14.70~14.90ドル)(予想:14.83ドル)
(NY時間10:02)
ユナイテッドヘルス 235.27(+14.68 +6.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。