【10月16日予想】22255円超えれば上昇トレンドか

15日の日本株市場は大きく上昇しました。日経平均株価は前日比1.87％プラスの22207円21銭、マザーズ指数は前日比0.59％プラスの845.24ポイントとなりました。米中通商協議が部分合意に達したことで投資家心理が好転、為替も円安方向に動いたことで日経平均株価は大きく上昇しました。

米中通商協議で両国間で部分合意に達したことが好感され15日の株式市場は大きく上昇しました。この合意により米国は発動予定だった関税引き上げを見送りましたが、12月に予定する関税引き上げについては保留しています。今後も米中間での駆け引きは続きそうで、まだ波乱要素は残っているでしょう。また英国のEU離脱問題に関しても楽観的な見方が強まっており、株式市場はこちらも徐々に織り込みつつあり、株価は目先底堅い展開になりそうです。

明日の日経平均株価は9月19日に付けた直近高値22255円56銭を超えてくるかがポイントになります。仮に超えてくれば中期的には4月高値22362円、18年12月高値22698円あたりが視野に入りますし、超えてこなければ目先の天井となり21500円程度の下値を模索する展開になりそうです。いずれにせよ明日の日経平均株価はトレンド転換を示唆する可能性がありますのでしっかり注目しておきましょう。