【10月10日予想】週明けの暴落に注意
米中間の緊張高まる局面
9日の日本株市場は下落しました。日経平均株価は前日比0.61%マイナスの21456円38銭、マザーズ指数は前日比1.11%マイナスの866.28ポイントとなりました。9日の株価変動で日経平均株価のRSI(9日)は30.09%、マザーズ指数のRSI(9日)は37.53%となっています。米中貿易摩擦への懸念が強まり前夜の米国株式市場が下落、それを受け日本株も下落しました。
米中通商協議直前ということもあり様子見相場が続いています。ただ直近で米国が中国に対するビザ発給制限を発表したように米中ともにやや態度を硬化させつつあります。株価は米中通商協議の進展無しを徐々に織り込みつつあるような推移となっていますが、仮に本当に進展無しだと週明けの株式市場は波乱の展開になりそうです。今週はあせらず次週の展開を待ってからトレードに臨むスタンスが良いかもしれません。10日の日経平均株価は小幅安と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。