NY株安を嫌気で売り先行 21100-21400のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気で売り先行
●8日のNY株式市場は米中閣僚級協議への期待後退で続落。ウイグル族を弾圧している中国に対し、米商務省は中国の28の企業や政府機関に対する禁輸措置を発表。また米政権が米政府年金基金の中国株への投資制限を検討など、交渉は難航との見方が広がり売りが先行した。国際通貨基金のゲオルギエワ専務理事が世界経済に関して「成長率が下方修正される」と明言し下げ幅を拡大。
ダウ工業株 26164.04(-313.98)▼1.19%
ナスダック 7823.78(-132.51)▼1.67%
S&P500 2893.06(- 45.73)▼1.56%
●本日の日経平均はNY株安を嫌気し、売り先行と読む。CME日経平均先物の終値は2万1335円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1587円と比べ250円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1340円。
●シカゴグローベックスNYダウ先物6ドル高(執筆時)。
●新規上場
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アンビスHD 公開価格2800円
●日経平均のポイント
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2万1587円 昨日終値
2万1580円 25日線
2万1404円 一目基準線
2万1335円 CME日経平均先物
2万1289円 75日線
●今週の主な予定
10(木)
米 前週分 EIA週報
日 9月 企業物価指数
中 9月 社会融資総量
米 9月 CPI原数値
米 9月30日週次 新規失業保険申請件数
11(金)
米 10月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。