【10月4日予想】日本株、このまま下落トレンド入りか?
短期的な下値を探るタイミング
日経平均株価が大きく下落しました。
日経平均株価は前日比2.01%マイナスの21341円74銭、マザーズ指数は前日比1.79%マイナスの859.47ポイントとなりました。米国経済の悪化懸念から米国ダウ指数が1.86%下落したことを受け日本株も大きく下落しました。
日本株が9月前半から続いた上昇トレンドも転換し10月に入り短期的な下落トレンドに入っています。10月に入り弱い展開が続いており、
「日本株、このまま下落トレンド入りか?」
と不安を覚える方もいるのではないでしょうか。
今の局面は、9月から始まった短期的な上昇トレンドが終わり、下落トレンドに転換したタイミングだと考えています。今の状況を考えると、日本では10月の消費増税による景気悪化懸念が表面化し始める時期ですし、世界ではイギリスのEU離脱問題の先行き不透明感があるなか、なかなか積極的に買いポジションを取るのは難しいのではないでしょうか。ですので今は短期的な下値を探るタイミングではないかと考えています。
日経平均株価はかろうじて75日移動平均線を上回る水準に位置していますが、仮にこの水準を割り込んでくれば、再度20000円割れのリスクも出てきます。このような状況を考えると今のタイミングはあせらず暴落を待つタイミングでしょう。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。