小幅続落、トランプ米大統領の弾劾調査開始で=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=56.41(-0.08 -0.14%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.08~0.04ドル安。その他の限月は0.15ドル安~0.11ドル高。
ウクライナ問題を巡ってトランプ米大統領への弾劾調査が始まったことが相場を圧迫した。トランプ米大統領は疑惑を晴らすためウクライナ大統領との電話記録を公表したものの、米民主党の追求に勢いを与える格好となった。一方で、米国防総省がサウジアラビアの防空体制強化を発表したことは、中東情勢の緊迫感を煽った。サウジは今月の石油施設攻撃についてイランが関与したと断定しており、軍事的な報復措置を排除していない。
時間外取引で11月限は売り買いが交錯。通常取引開始後は55.41ドルまで軟化し、前日安値を下回ったものの、引けにかけては下げ幅をほぼ消した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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