【8月30日予想】暴落の下地整う
次のチャンスに備える局面
29日の日経平均株価は小幅下落しました。日経平均株価は前日比0.09%マイナスの20460円93銭、マザーズ指数は前日比1.95%マイナスの824.20ポイントとなりました。薄商いが続くなか、前夜に米国株式市場が上昇したことを受け寄り付きプラス圏で推移したものの、その後は売り圧力に押され小幅安で終了しました。マザーズ指数は4563アンジェスがストップ安まで下落したことを受け大幅下落となっています。
日本株はなかなか上昇へのきっかけがつかめない状況となっています。日経平均株価は米国ダウ指数とほぼ同様に推移しており大型株は米国株次第といったところが続いています。気になるのはマザーズ指数です。時価総額上位の4563アンジェスの暴落が要因とはなっていますが、マザーズ指数は8月6日につけた直近安値を更新しており、下値を更新する展開となっています。マザーズ指数は年初来安値を更新してもおかしくはなく、新興銘柄は当面注意が必要でしょう。
このように今の日本株市場は、大型株は出来高が乏しく米国株次第、新興市場は安値を更新するような状況です。ちょっとした悪材料が出れば一気に暴落してもおかしくはないでしょう。暴落の下地整ってきました。次の暴落のチャンスに備え今はしっかり準備しておく局面でしょう。30日の日経平均株価は大幅安(-100円~)と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。