円高嫌気で弱含み 20400-20700のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
円高嫌気で弱含み
●8日のNY株式市場は中国の貿易統計や中国人民銀行の対応により、過度の警戒感が和らいだ。中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計で輸出が市場予想に反して増加し、貿易摩擦の激化に伴う同国の景気悪化懸念が後退。中国人民銀行が、8日の人民元の基準値を1ドル=7.0039元に設定した。7日の市場終値(7.0596元)よりも元高・ドル安とし元安への警戒感が後退。また、トランプ米大統領がこの日も米連邦準備理事会批判を展開し、改めて大幅利下げ要求し利下げ期待が高まり、3指数ともこの日の高値圏で取引を終了。
ダウ工業株 26378.19(+371.12)△1.43%
ナスダック 8039.16(+176.33)△2.24%
S&P500 2938.09(+ 54.11)△1.88
●本日の日経平均は円高嫌気で弱含みと読む。CME日経平均先物の終値は2万0775円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0593円と比べ180円ほど高い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物(夜間取引)終値は2万0760円。
●日経平均株価のポイント
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2万0775円 CME日経平均先物
2万0700円 5日線
2万0593円 昨日終値
2万0110円 6日安値
●シカゴグローベックスNYダウ先物129ドル安
●今週の主な予定
9(金)
○日 Q2 GDP1次速報値
○中 7月 PPI
○中 7月 CPI
○米 7月 PPI最終需要
○中 7月 マネーサプライM2
○中 7月 人民元建て新規融資
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。