【7月31日予想】株価の乱高下に注意
株価変動リスク高まる局面
30日の日本株市場は小幅上昇しました。日経平均株価は前日比0.43%、マザーズ指数は前日比0.46%プラスの903.28ポイントとなりました。為替が円安に振れたことが好感され日経平均株価は上昇しました。
30日の株価変動で日経平均株価のRSI(9日)は56.01%、マザーズ指数のRSI(9日)は49.16%となっており、テクニカル指標では中立(買われ過ぎでも売られ過ぎでもない)となっています。
第一四半期決算発表が本格化しています。各社の決算内容をみていると、好調な業種、不調な業種がくっきりと分かれているようです。
銀行、証券などの金融関係は総じて弱い決算、システム開発などのIT系は総じて強い決算となっています。
8月は「夏枯れ相場」と言われているように出来高が乏しく株価も下がりやすい傾向が見られます。決算内容が芳しくない企業の株価は当然ながら弱く、決算内容が好調でも材料出尽くしと売られるケースも散見されており決算をまたぐと思わぬ株価変動リスクを受けることにもなりかねません。保有株の決算発表日は確認しておきましょう。
日経平均株価は引き続き米国株の動向次第といった展開が続いています。31日のFOMCの結果次第で米国株も乱高下する可能性があります。ここ数日は株価変動リスクが高くなりそうですのでしっかりと注意してトレードに臨みましょう。31日の日経平均株価は小幅高と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。