【本日の見通し】米中協議の再開が期待感誘う
一時のドル売りムードが一服している。
FOMCでの0.5%の一気の利下げ見通しはさすがに行きすぎではとの思惑も
先週時点で一時50%に迫る勢いを見せたこともありドル売りが進む展開が見られた。
しかしFOMCを来週に控える中で市場は落ち着きを取り戻し
過剰な期待が調整されており、25%で見通しがまとまりつつある。
一時の期待感の分の調整がドルの買い戻しに。
さらにここにきて米中協議の再開が決まった様子。
米中通商協議がすぐにまとまるとは考えにくいが
協議すら行われない状況では期待感が醸成されない。
こちらもドル買い要因となっている。
とはいえ、FOMCでの2008年以来の利下げがほぼ確実視されるなかで
ドルを積極的に買う動きにも慎重。
今後の利下げサイクルが意識されると、
上がったところではドル売りも。
今日に関しては108円台前半での推移を中心に
108円ちょうど近辺がしっかりするかどうかがポイントとなりそう。
minkabuPRESS編集部山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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