円高を嫌気し軟調 21100-21400のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
円高を嫌気し軟調
●17日のNY株式市場は続落。米中貿易摩擦の長期化や景気減速に対する懸念が相場を圧迫。引き続きトランプ米大統領が、「中国からの全輸入品に対し関税を課す可能性がある」と表明したことが重しとなった。鉄道貨物輸送のCSXの決算は市場予想を下回り、見通しも下方修正。6月の住宅着工件数も市場予想を下回った。企業業績に対する警戒感も浮上し、軟調な展開が続いた。
ダウ工業株 27219.85(-115.78)▼0.42%
ナスダック 8185.21(- 37.59)▼0.46%
S&P500 2984.42(- 19.62)▼0.65%
●本日の日経平均は円高を嫌気し、軟調に推移すると読む。CME日経平均先物の終値は2万1330円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1469円と比べ140円ほど安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値はの2万1340円。
●日経平均株価のポイント
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2万1469円 昨日終値
2万1443円 75日線
2万1405円 25日線
2万1354円 一目基準線
2万1330円 CME日経平均先物
2万1295円 26週線
●今週の主な予定
18(木)
○日 6月 貿易収支
○英 6月 小売売上高
○米 7月8日週次 新規失業保険申請件数
○米 7月 フィラデルフィア連銀業況指数
19(金)
○日 6月 CPI
○独 6月 PPI
○米 7月 ミシガン大消費者信頼感指数速報値
○米 前週分 CFTC建玉明細
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。