反発、米中通商協議の再開やOPECの減産継続を好感=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=59.09(+0.62 +1.06%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.62ドル高。その他の限月は0.09ドル安~0.62ドル高。
先週末の米中首脳会談では、途絶えていた通商協議を再開することで合意に至り、米国が対中関税の強化を見送ったことで、世界的な景気減速と石油需要の下振れ懸念が後退した。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどによるOPECプラスが現行の日量120万バレルの減産を2020年3月まで続けることで合意したことも支援要因。ただ、景気見通しの不透明感は根強く、米株高が失速すると原油高にも調整が入った。
時間外取引から8月限は堅調に推移し、60.28ドルまで上値を伸ばした。通常取引開始後は上げ幅を削り、一時は58.34ドルまでマイナス転換する場面があったが、引けにかけては買いが盛り返した。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。