円高とイラン情勢を嫌気して弱含み、20900-21200のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
円高とイラン情勢を嫌気して弱含み
19日のNY株式市場は利益確定の売りで5営業日ぶりに小反落。米金融当局から利下げを支持する意見が相次ぎ、ダウは一時150ドルを超える上昇をみせる場面もあった。しかし、米商務省が安全保障上の懸念を理由に新たに中国ハイテク5社を禁輸対象にしたことが投資家心理を圧迫。前日までの4日間で660ドル上げていたことや、週末要因などに加え、対イラン情勢への警戒感などから、下げに転じた。出来高概算は、株価先物、株価指数オプション、個別株オプションの清算日だったことから、ニューヨーク市場が20億7836万株、ナスダック市場が26億5382万株と膨らんだ。
ダウ工業株 26719.13(ー 34.04)▼0.13%
ナスダック 8031.71(ー 19.63)▼0.24%
S&P500 2950.46(ー 3.72)▼0.13%
●本日の日経平均は円高とイラン情勢を嫌気して弱含みと読む。CME日経平均先物の終値は2万1175円で、先週末の東京市場の日経平
均終値2万1258円と比べ80円ほど安い水準。先週末の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1170円。
●日経平均株価のポイント
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2万1258円 先週末終値
2万1230円 5日線
2万1175円 CME日経平均先物
2万1045円 25日線
●今週の主な予定
24(月)
○独 6月 IFO業況指数(新)
○英 6月 CBI小売売上高
25(火)
○米 6月 消費者信頼感指数
○米 5月 新築住宅販売戸数
○OPEC総会(~26日)
26(水)
○独 7月 Gfk消費者信頼感指数
○米 5月 耐久財受注
○ECB運営理事会(非金融政策会議)
○日 通常国会期末
27(木)
○欧 6月 景況感指数
○欧 6月 製造業景況感指数
○欧 6月 消費者信頼感指数確定値
○独 6月 CPI速報値
○独 6月 EU基準CPI速報値
○米 Q1 GDP確報値
○米 6月17日週次 新規失業保険申請件数
○米 5月 中古住宅販売仮契約指数
28(金)
○日 5月 有効求人倍率
○日 5月 失業率
○日 5月 鉱工業生産速報値季調値
○欧 6月 CPI速報値
○米 5月 個人所得
○米 5月 実質消費支出
○米 5月 消費支出季調値
○米 6月 ミシガン大消費者信頼感指数確報値
○日 G20大阪サミット2019(6月28日~6月29日)
*予定は変更することがあります
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。