アップルが決算受け上昇 アイフォーンの販売は落ち着くとの楽観的な見方広がる=ダウ採用銘柄
アップルが上昇しており、きょうの株式市場を支援している。1-3月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上高は17%の減収となったものの予想は上回った。デジタル部門はユーザーの契約者数が増え、サービス収入は16%増と予想を若干上回った。また、4-6月期の売上高見通しが予想を上回ったことも好感されている。
ユーザーの買替需要の鈍化や中国メーカーの低価格攻勢もあり、アイフォーンの売上高は減少。中国での売上高も22%減少している。ただ、販売促進キャンペーンと、値下げによる中国での価格競争力の向上でアイフォーンの販売は今後、落ち着くとの楽観的な見方が広がっている。
更に自社株買いを最大750億ドル追加したほか、四半期配当も5%の増配を発表した。
(1-3月・第2四半期)
・売上高:580.2億ドル(予想:547.9億ドル)
アイフォーン:310億ドル(予想:305億ドル)
サービス:114.5億ドル(予想:114億ドル)
中華圏:102.2億ドル
・当座資産:379.9億ドル(前四半期:447.7億ドル)
(4-6月・第3四半期見通し)
・売上高:525~545億ドル(予想:522.2億ドル)
・自社株買いを最大750億ドル追加
・四半期配当:1株0.77ドル(前四半期:0.73ドル)
(NY時間10:20)
アップル 212.70(+12.03 +5.88%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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