FX市場へ影響を与えた2016年のニュース
年初から中国市場のクラッシュやオイルマネーの株売りがリスクオフの引き金となり、ドル円は1年ぶりの安値を更新。日銀がマイナス金利を導入するというサプライズ政策を打ち出しましたが、円安は1日で終わり、その後も日銀会合の度に円高に動くということが続きました。6月末の英国の国民投票では、離脱が決定しドル円は100円割れ。米国大統領選挙では、予想外にトランプ氏が当選。経済政策を好感したリスクオン相場が到来となり、史上稀に見る速いペースの円安が進むこととなりました。

2016年のドル/円チャート
A.日銀マイナス金利を導入
日銀は、銀行が日銀に預けている預金の一部にマイナス金利を適用しました。日米金利差拡大の思惑から、発表直後は円安が進みましたが、銀行株の収益悪化が懸念が台頭。メガバンクを中心に下落するかたちで株安が進み、円安も1日で止まりました
B.英国のEU離脱
6月23日に、英国のEU離脱の是非を問う国民投票が行われました。事前予想に反しEU離脱派が勝利。英国の経済不安が高まり、英ポンドは2000ポイント以上も暴落。ドル円は100円割れとなりました。しかし、数時間後にはポンド円は10円近く反発しました。
C.アメリカ大統領選挙
事前予想に反しトランプ氏が当選し、ドル円は4円の下落。しかし、同氏の経済政策が好感されると、世界中の投資資金が米国に集中。急速にドル高が進み、当日中にドル円は高値を奪還。その後、約1ヶ月でドル円は安値から17円の上昇となりました。
2017年のFX市場はどうなる?
トランプ相場の始りは、アベノミクス相場の初期と似ているというコメントを多く目にします。日本発の相場よりも『米国発』の相場の方がマーケットのインパクトが大きくなるのは間違いないでしょう。
事実、米ドル円は空前のスピードで上昇し、米国株・日本株は高値を更新しました。来年の見通しについては、見通しが割れており、米大手証券会社は年末のドル円は125円になるというレポートを出しています。一方、トランプ大統領が就任すれば相場は終わり、100円割れとなるという予想もあります。いずれにせよ、大きく動くことは間違いなさそうです。
まずは、トランプ大統領が誕生しハネムーン期間と呼ばれる就任後の100日で、どれだけの実現力を発揮できるのか同氏の真価が問われます。
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2016年 FX会社年間ランキング

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2016年の日経平均は史上初となる年初から6営業日連続の値下がりからスタートし、FX同様にマイナス金利やアメリカ大統領選挙の影響も大きく受けました。そんな株式市場への投資にも興味があるかたは、ネット証券会社を11部門それぞれで比較したランキングをぜひご参考にされてはいかがでしょう?
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