ダウ平均は横ばい モメンタム一服し買い意欲乏しい キャタピラー、ホームデポが下落=米国株前半
NY株式26日(NY時間15:58)
ダウ平均 26058.05(-33.90 -0.13%)
ナスダック 7549.30(-5.16 -0.07%)
CME日経平均先物 21555(大証終比:+75 +0.35%)
NY時間の終盤になってダウ平均は横ばいで推移。序盤は売りが先行したものの下押すこともなく前日水準に戻している。一方で上値追いのモメンタムも一服しており買い意欲も乏しい。
きょうはパウエルFRB議長の米上院銀行委員会での議会証言が行われていたが、「経済の見通しは良好だが、一部に相反する流れ。必要ならバランスシート調整の用意」などと述べていた。特に先日のFOMCの内容から大きな変化はなく市場の反応も限定的となった。
米株式市場はクリスマス明けから買い戻しが続き、ダウ平均は昨年の下げの8割を戻している。FRBが引き締め姿勢を大きく転換し、米中貿易問題もひとまず最悪の事態は回避されている。決算も無難に通過する中、ここからダウ平均が最高値を再び目指すにはもう一段の材料が欲しいところのようだ。
ダウ採用銘柄ではキャタピラーの下げが指数を圧迫したほか、ホームデポ、ユナイテッド・テクノロジーズ、JPモルガンも軟調。一方、マイクロソフト、シスコシステムズが上昇しているほか、ナイキ、ビザも堅調。
キャタピラーはアナリストが投資判断を2段階引き下げ「売り」としたほか、目標株価も引き下げており嫌気されている。
ホーム・デポは11-1月期決算を発表しており、既存店売上高が予想を下回ったほか、売上高も予想を下回った。この日発表の住宅指標が弱かったことも圧迫。
ナスダックも小動き。アマゾンやエヌビディア、ネットフリックスが軟調。一方、マイクロソフトやシスコシステムズが上昇。
テスラが軟調。米証券取引委員会(SEC)が、同社のマスクCEOが先週、目標としていた生産台数についてツイートした件に関して、昨年合意した和解に違反しているとして、マスクCEOを法廷侮辱罪に問うよう裁判所に申請した。
美術品や家庭用品販売のエッツィが商いを伴って大幅高となっており最高値を更新。10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の売上高見通しも予想を上回っている。
エッツィ 68.65(+9.64 +16.34%)
アルファベット(C) 1115.13(+5.73 +0.52%)
フェイスブック 164.13(-0.49 -0.30%)
ネットフリックス 364.97(+1.06 +0.29%)
テスラ 297.86(-0.91 -0.30%)
アマゾン 1636.40(+3.40 +0.21%)
エヌビディア 157.10(-1.59 -1.00%)
ツイッター 31.01(-0.98 -3.06%)
ダウ採用銘柄
J&J 136.10(-0.10 -0.07%)
P&G 99.85(+0.28 +0.28%)
ダウ・デュポン 55.89(-0.19 -0.34%)
ボーイング 426.77(-0.10 -0.02%)
キャタピラー 137.96(-3.45 -2.44%)
ユナイテッド 127.20(-1.07 -0.83%)
ビザ 147.02(+0.96 +0.66%)
ナイキ 85.82(+0.65 +0.76%)
ウォルグリーン 71.47(+0.20 +0.28%)
3M 209.41(-1.17 -0.56%)
エクソンモビル 78.65(+0.15 +0.19%)
シェブロン 119.92(+0.30 +0.25%)
コカコーラ 44.70(-0.25 -0.55%)
ディズニー 113.53(-0.06 -0.05%)
マクドナルド 183.22(+0.61 +0.33%)
ウォルマート 98.69(-0.43 -0.43%)
ホームデポ 188.30(-1.68 -0.88%)
JPモルガン 105.27(-0.83 -0.78%)
トラベラーズ 133.30(+0.81 +0.61%)
ゴールドマン 199.00(+0.35 +0.18%)
アメックス 106.94(+0.01 +0.01%)
ユナイテッドヘルス 262.99(-1.61 -0.61%)
IBM 139.73(+0.27 +0.19%)
アップル 174.33(+0.10 +0.06%)
ベライゾン 56.65(-0.13 -0.23%)
マイクロソフト 112.36(+0.77 +0.69%)
インテル 53.23(+0.13 +0.24%)
ファイザー 43.00(-0.08 -0.19%)
メルク 80.75(+0.37 +0.45%)
シスコシステムズ 51.18(+0.39 +0.77%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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