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【これからの見通し】好悪材料錯綜、米中貿易戦争回避の期待と英メイ政権の危機

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【これからの見通し】好悪材料錯綜、米中貿易戦争回避の期待と英メイ政権の危機

 昨日の海外市場では好悪材料が鮮明に分かれていた。ロンドン・欧州市場ではラーブEU離脱担当相など複数の閣僚が辞任を表明し、前日の事務レベルでの離脱案合意のムードを暗転させた。議会では野党やDUPが反対姿勢を示している。さらに、保守党議員からも不信任書簡が続々と提出されてきている。メイ英首相にとっては危機的な状況となっている。ポンドは急落しており、現在も安値圏を離れない。欧州株もほぼ全面安。ポンド安を下支えにかろうじて英国株はプラス圏を維持した。

 一方、米国市場は米国と中国が通商協議を再開しており、貿易戦争回避への期待感が広がった。ダウ平均は208ドル高で引けている。ドル円相場は113円台前半から113円台後半へと再び上昇した。

 ただ、米株式市場引け後に発表された半導体大手NVIDIAの決算が弱かったことで時間外取引で同社株が急落した。日本株は半導体関連主導で下落。一方、上海株は堅調に取引されている。リスク動向は混とんとしている。

 この後の海外市場では、まず前日の急落を受けたポンド相場動向が注目されよう。週末を控えてポジション調整の買戻しが入りやすいが、まだメイ英首相の去就がはっきりしないだけに、関連報道に逐一神経質な反応をみせそうだ。

 経済指標発表は、ドイツ卸売物価指数(10月)、ユーロ圏消費者物価指数・確報値(10月)、米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、対米証券投資(9月)などが予定されている。米鉱工業生産は前月比+0.2%と5か月連続で上昇する見込み。講演・発言関連では、ドラギECB総裁、バイトマン独連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁などの講演が予定されている。ただ、銀行関連のイベントとなっており、金融政策や経済見通しに直接言及するのかどうかは不透明。  

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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