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ダウ平均は小幅高 半導体は失速 明日の米CPIへの警戒感も=米国株概況

株式 

NY株式9日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   50872.11(+86.10 +0.17%)
S&P500    7386.65(-19.08 -0.26%)
ナスダック   25678.82(-250.84 -0.97%)
CME日経平均先物 64715(大証終比:-685 -1.06%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は上下動の末、結局小幅高で通常取引を終了。下に往って来いの展開が見られ、序盤は475ドル高まで上昇したものの、その後に失速し、一時574ドル安まで下落する場面が見られた。買い戻しが続いていた半導体が次第に上値が重くなり下げに転じる展開。それがIT・ハイテク株中心に全体に波及していた。

 しかし、本日はローテーションの動きも見られ、セクター的としては、IT・ハイテクやエネルギーは下落していたものの、不動産やヘルスケア、素材など他のセクターは上昇している。

 AI相場への警戒感はなお根強い。ストラテジストは「長期的な問題は持続可能性で、現在のAIブームがどこまで続くのかが焦点になる」と指摘。さらに「結局のところ、多くの半導体銘柄はコモディティ的な性格を持つ」とし、「メモリー価格はここ1年ほどで15倍近く上昇。原油価格が60ドルから15倍の900ドルへ上昇したと仮定したら、エネルギー株を買うだろうか」とAI関連株の過熱に警戒感を示している。

 また、明日は米消費者物価指数(CPI)の発表が控える中、インフレ指標が株式市場の反発を頓挫させる可能性も警戒されていた模様。

 米CPIは株式相場の次の方向性を探る重要イベントとして市場も注目しているが、原油価格上昇の影響から総合指数は高止まりが見込まれているほか、注目のコア指数も過去3カ月連続で上昇しており、今回の結果もイラン紛争による影響は一時的との見方に疑問を投げかける内容になるのではと警戒されている。先週の米雇用統計のようにFRBの利上げ期待をさらに加速させる内容であれば、米株式市場にとっては逆風となる。

 次世代データセンターインフラのアプライド・デジタル<APLD>が上昇。米国のAIハイパースケーラー企業と長期契約を締結したことが好感されている。

 バイオ医薬品のニューバレント<NUVL>が大幅高。英グラクソ・スミスクライン(GSK)が、106億ドルで買収することで合意したと発表。

 医薬品のペリゴ<PRGO>が下落。テイラーCEOが辞任した。同社によると、テイラー氏の個人的な行動が会社の行動規範および中核的価値観と一致しないと判断されたことが理由だという。

 スキーリゾートのベイル・リゾーツ<MTN>が決算を受け下落。通期の利益見通しを下方修正した。悪天候の影響を理由に挙げている。

 自然食品のユナイテッド・ナチュラルフーズ<UNFI>が決算を受け大幅安。ガイダンスの上方修正が見送られたことや売上成長の鈍さが意識され、物足りない内容となった模様。

 化学のダウ<DOW>が下落。米大手銀主催のインダストリアル・アンド・マテリアルズ・コンファレンスで第2四半期見通しを更新した。また、中東情勢の緊張緩和を受けて原油価格が下落したことから、化学セクター全体にも売りが広がっている。

 スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が上昇。同社が比較的新しい事業である予測市場商品の利用状況を公表。5月のユーザーの年間換算ベースのベッティング取引額が前月比24%増の13億ドルに拡大したと発表した。また、年間換算ベースの総取引額も前月比34%増の31億ドルに達した。

 インフラ建設のプリモリス・サービシズ<PRIM>が大幅安。再生可能エネルギー部門の責任者であるボルダーブルッゲン氏が退任したと発表したことが嫌気。

 アボカドとマンゴーのミッション・プロデュース<AVO>が決算を受け上昇。アボカドの供給環境が正常化し、前四半期に見られた異例の供給過剰状態から単位当たり利益率が回復しつつあると説明。

マイクロン<MU> 935.89(-13.39 -1.41%)
インテル<INTC> 107.92(-2.35 -2.13%)
ブロードコム<AVGO> 392.16(-4.44 -1.12%)
マーベル<MRVL> 266.88(-21.97 -7.61%)
サンディスク<SNDK> 1646.54(+4.54 +0.28%)

アプライド・デジタル<APLD> 41.91(+0.97 +2.36%)
ニューバレント<NUVL> 123.25(+34.76 +39.28%)
ペリゴ<PRGO> 11.18(-0.43 -3.70%)
ベイル・リゾーツ<MTN> 131.26(-5.95 -4.34%)
ユナイテッド・ナチュラルフーズ<UNFI> 46.33(-5.31 -10.28%)
ミッション・プロデュース<AVO> 10.87(+0.76 +7.52%)
ダウ<DOW> 33.22(-0.98 -2.87%)
ドラフトキングス<DKNG> 27.59(+2.81 +11.34%)
プリモリス<PRIM> 103.90(-18.92 -15.40%)

アップル<AAPL> 290.55(-10.99 -3.64%)
マイクロソフト<MSFT> 403.41(-8.33 -2.02%)
アマゾン<AMZN> 244.19(-1.03 -0.42%)
アルファベットC<GOOG> 362.29(+1.12 +0.31%)
アルファベットA<GOOGL> 364.26(+0.95 +0.26%)
テスラ<TSLA> 396.68(-12.27 -3.00%)
メタ<META> 584.59(-0.80 -0.14%)
エヌビディア<NVDA> 208.19(-0.45 -0.22%)
AMD<AMD> 475.51(-14.83 -3.02%)
イーライリリー<LLY> 1144.68(-4.47 -0.39%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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