【通貨別まとめと見通し】スイス円 底固め継続へ
【通貨別まとめと見通し】スイス円 底固め継続へ
先週のスイス円 パニック的円買い落ち着くも、上値に重さ
【1/26 - 1/30】パニック的な円買いと「200円」の攻防
他通貨ペア同様、週明け26日は本邦当局による介入警戒感からスイス円も「垂直落下」に見舞われた。
急落と底打ち(1/26): 前週につけた年初来高値(201.30円付近)からパニック的に売られ、26日には一時197.25円付近まで暴落した。しかし、ここが目先の底となり、急速に買い戻される展開となった。
節目「200円」との対峙: 週半ばから後半にかけては着実に下値を切り上げ、29日から30日にかけて心理的節目である200.00円のラインを巡る激しい攻防が繰り広げられた。31日未明には一時201.16円まで上振れる場面もあったが、高値圏での維持には至らなかった。
【2/2】週明けの動向:上値の重さと一段安
レジスタンスでの足踏み: 2日午前、再び201.00円付近まで上昇する局面があったが、前週末の高値を超える勢いはなく失速。
下押し圧力の再燃: 欧州時間からニューヨーク時間にかけて売りが優勢となり、200円の大台を割り込んだ。3日現在は199.70円付近で推移しており、先週の反発分を一部打ち消すような「上値の重さ」が顕著となっている。
テクニカル分析
レジスタンス 1: 201.00 - 201.20円(2/2高値・年初来高値圏)
レジスタンス 2: 202.50円(未踏の心理的節目)
サポート 1: 199.20円(直近24時間の押し安値)
サポート 2: 197.20 - 197.30円(1/26最安値。ここを割ると195円がターゲット)
RSI (14):【中立(48〜52%付近)】
急落時の30%付近から50%超まで回復したが、2日の反落で再び50%ラインを割り込む動きを見せている。
過熱感は完全に払拭されているが、上昇への勢い(モメンタム)も停滞しており、典型的な揉み合いの形状である。
MACD:【デッドクロス継続・収束の兆し】
MACDラインはシグナルラインの下に位置するデッドクロスの状態にある。
ゼロライン付近で両線が並行しており、明確なトレンドが出ていない。ここから再びマイナス圏へ乖離が広がるか、ゴールデンクロスに転じるかの分岐点にある。
短期: 1/23の最高値と2/2の戻り高値を結ぶ下降ラインが意識されており、短期的には調整(下落)局面にある。
中期: 依然として長期的な上昇トレンドの範疇ではあるが、201円台での定着に失敗したことで、197.20円〜201.20円の広大なレンジ内での調整が続く形となっている。
今週のポイント:底固め継続へ
メインシナリオ:【198.50 - 201.00円のレンジ・底固め継続】
ユーロやポンドに比べ、スイスフランは「避難通貨」としての側面から円買い局面でも底堅い傾向がある。しかし、2日に201円台の維持に失敗した影響は大きく、今週半ばまでは199円台を中心としたレンジ相場が続くと予想する。
対抗シナリオ 1(弱気):【二番底形成への一段安】
199.20円(S1)を割り込んだ場合、買い方の投げ売りを誘発し、1/26の安値である197.20円付近を再度試す展開となる。本邦当局からの円安牽制や、スイス中銀の利下げ観測などが浮上した場合にこのリスクが高まる。
対抗シナリオ 2(強気):【201.20円の完全ブレイク】
材料をきっかけに年初来高値を明確に上抜いた場合。この場合、1/26の急落を完全に「だまし」として消化したことになり、真空地帯である202円台以上への新たな上昇波動に移行する。
今週の主な予定と結果
スイス
02/02 16:30 小売売上高 (12月) 結果 2.9% 前回 2.3% (前年比)
02/02 17:30 製造業PMI(購買担当者景気指数) (1月) 結果 48.8 前回 45.8 (製造業PMI)
02/06 17:00 雇用統計 (1月) 予想 3.2% 前回 3.1% (失業率(季調前))
02/06 17:00 雇用統計 (1月) 予想 3.0% 前回 3.0% (失業率(季調済))
執筆者 : MINKABU PRESS
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