ダウ平均は序盤の大幅安から持ち直し、小幅高圏で引けた=米国株概況
ダウ平均は序盤の大幅安から持ち直し、小幅高圏で引けた=米国株概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は序盤大きく下げていたが、小幅高で引けた。終値はダウ工業株30種平均が32.03ドル高の4万1985.35ドル、ナスダック総合指数が92.42高の1万7784.05、S&P500が4.67高の5667.56。
ダウ平均は序盤は大きな続落となった。世界的な半導体株の下落を受けて、ダウ採用銘柄ではエヌビディアが下落。また、関税の影響への警戒が広がったスポーツ用品大手ナイキの大幅安なども全体を押し下げる結果となった。ナイキは終値でも5.46%安と大きく下げているが、一時に比べると下げ幅を縮めた。エヌビディアも下げ幅を縮小し0.7%安で引けている。
ダウ採用銘柄では、その他医薬品のメルク、ホームセンター大手ホームデポ、飲料大手コカコーラなどの売りが優勢。
買いが目立ったのは本日発表の空軍次世代戦闘機に採用されたボーイングで3%を超える上昇。ロッキードマーティンと争っており、ロッキードマーティン社は発表前のプラス圏推移から5%以上下げている。
そのほかアップル、マイクロソフト、JPモルガンチェースなどがしっかりとなった。
マグニフィセント7ではテスラが大幅高。アップル、マイクロソフト、メタもしっかり。
その他新興ハイテクでは半導体売りの動きから序盤大きく下げていたAMDがエヌビディア同様に大きく下げ幅を縮め、0.65%安となった。
通期見通しを引き下げた配送大手フェデックスは6.45%安とマイナス圏推移。ただ、序盤は11%を超える下げとなっており、やや落ち着いた。
心臓薬承認拡大が報じられたアルナイラム・ファーマシューティカルズは11.75%高としっかり。
そのほか動きが目立ったところとしては、前日まで2営業日連続で上昇を見せていたマイクロンテクノロジーが8%安と大きく下げた。好決算が好感された自動運転用センサーなどのルミナーテクノロジーズが32.96%高となった。
フェデックス<FDX> 230.33(-15.88 -6.45%)
アルナイラム・ファーマシューティカルズ<ALNY> 283.34(+29.80 +11.75%)
ルミナー・テクノロジーズ<LAZR> 8.35(+2.07 +32.96%)
ロッキード・マーチン<LMT> 439.70(-27.04 -5.79%)
マイクロン・テクノロジー<MU> 94.72(-8.28 -8.04%)
アップル<AAPL> 218.27(+4.17 +1.95%)
マイクロソフト<MSFT> 391.26(+4.42 +1.14%)
テスラ<TSLA> 248.71(+12.45 +5.27%)
メタ<META> 596.25(+10.25 +1.75%)
AMD<AMD> 106.44(-0.70 -0.65%)
エヌビディア<NVDA> 117.70(-0.83 -0.70%)
メルク<MRK> 93.11(-1.62 -1.71%)
ホームデポ<HD> 351.15(-4.37 -1.23%)
ボーイング<BA> 178.11(+5.28 +3.06%)
ナイキ<NKE> 67.94(-3.92 -5.46%)
コカ・コーラ<KO> 68.67(-1.04 -1.49%)
JPモルガン<JPM> 241.63(+2.62 +1.10%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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