アジア株 香港株急反発、アリババ急騰 予想上回る決算に物言う株主コーエン氏で
アジア株 香港株急反発、アリババ急騰 予想上回る決算に物言う株主コーエン氏で
東京時間11:11現在
香港ハンセン指数 23070.92(+493.94 +2.19%)
中国上海総合指数 3348.33(-2.46 -0.07%)
台湾加権指数 23596.72(+109.26 +0.47%)
韓国総合株価指数 2646.20(-7.86 -0.30%)
豪ASX200指数 8309.00(-13.82 -0.17%)
アジア株はまちまち。
豪州株は5営業日続落、約1カ月ぶり安値。豪中銀は4年ぶり利下げに踏み切ったものの、さらなる利下げには慎重姿勢を示している。ブロック豪中銀総裁は「今回の利下げはさらなる引き下げを意味するものではない」と市場を牽制、ハウザー豪中銀副総裁は「金利維持がインフレ低下につながる、インフレに関してもう少しいいデータが欲しい」としていることから、早期の追加利下げ期待が消滅している。
香港株は急反発。アリババ株の上昇が好感されており、テンセントホールディングスやJDドットコム、シャオミ、レノボ、バイドゥ、美団、SMIC、快手科技などハイテク関連が総じて上昇している。動画配信サイトのビリビリは9.4%高、四半期決算で調整後1株利益が市場予想を上回ったことが好感されている。
アリババは10%高、約3年ぶり高値をつけている。第3四半期決算の売上高が市場予想を上回った。CEOは今後3年間でAIインフラに積極的に投資すると発表。過去10年間よりも多くの資金を投じる予定だとしている。これには独自のAIモデルの開発も含まれるという。
物言う株主のコーエン氏が数億ドル相当のアリババ株を取得したとの報道も材料視されている。コーエン氏はここ数カ月でアリババ株を約700万株に拡大、10億ドル相当になるという。コーエン氏はアリババ株は過小評価されていると指摘している。また、中国の長期的経済成長見通しについて強気だという。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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