米10年債利回り上昇 パウエル証言は予想通りの内容=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)(日本時間06:32)
米2年債 4.285(+0.011)
米10年債 4.535(+0.038)
米30年債 4.749(+0.043)
期待インフレ率 2.471(+0.035)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは上昇。本日はパウエルFRB議長の議会証言が行われたが、「金利調整を急ぐ必要ない」と改めて表明した。予想通りの内容で、追加利下げの可能性は排除しないものの、一旦立ち止まり、慎重に情勢を見極める姿勢に変化はない。
この日は3年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったものの反応は一時的に留まった。
後半は明日の米消費者物価指数(CPI)を前にポジション調整の動きが中心となった。
2-10年債の利回り格差は+25(前営業日:+22)とイールドカーブはスティープ化した。
*米3年債入札結果
最高落札利回り 4.300%(WI:4.313%)
応札倍率 2.79倍(前回:2.62倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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