【今週の注目材料】米個人消費は底堅さ維持か=米小売売上高
【今週の注目材料】米個人消費は底堅さ維持か=米小売売上高
昨日の米CPIに続いて、今日は12月の米小売売上高。
11月は前月比+0.7%と市場予想の+0.6%を上回る伸びとなりました。10月、9月の数字もそれぞれ上方修正されており、力強さが印象的となりました。強かったのは自動車で前月比+2.6%となり、小売売上全体を0.5%ポイント押し上げました。9月末から10月にかけての大型ハリケーンの被害を受けて自動車の買い替え需要が高まったことなどが背景にあります。自動車を除いた数字は+0.2%に留まっています。セールによる消費拡大の影響を受けた無担保小売りが+1.8%と好調、スポーツ・娯楽・書籍が+0.9%とこちらも好調となりました。やや弱かったのが外食、食品・飲料、衣料などです。
今回は自動車の伸びが少し落ち着くとみられ、総合の市場予想は+0.5%となっています。ただ水準的にはしっかりという印象。自動車を除いた数字も+0.5%が見込まれています。予想前後もしくはそれ以上の伸びが示されると、米個人消費の堅調さへの期待から利下げ期待が後退、ドル買いとなりそうです。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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