期近は小幅続落、さらに底割れも安値からは下げ幅縮小=NY原油概況
NY原油先物9 月限(WTI)(終値)
1バレル=78.40(-0.24 -0.30%)
ニューヨーク原油は小幅まちまち。期近の主要限月は小幅続落。21日にバイデン現米大統領が次期大統領選からの撤退を表明したが、中国人民銀行(中央銀行)がこの日、長短期の主要政策金利を相次いで引き下げたことで、先週の中国の需要懸念が再び蒸し返されて。週明けのアジアの時間帯は19日の急落に対する自律修正高以上の上昇とはならず、欧州の時間帯には再び売り直されてさらに底割れする展開となった。米国の時間帯に入ると、米株高に支援されて安値からは戻したが、上値も抑制されて期近の主要限月はプラス引けすることはできなかった。
米大手金融機関、モルガンスタンレーが2025年の原油市場は供給過剰となり、ブレント原油の平均価格が70ドル台半ば~後半まで下落するだろうと弱気のリポートを発表したことも嫌気された。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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