このあと7月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 前回と同水準ながらも、4カ月連続の低下が見込まれる
*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)23:00
予想 68.1 前回 68.2
・1年先のインフレ期待
予想 2.9% 前回 3.0%
・5-10年先のインフレ期待
予想 3.0% 前回 3.0%
このあと日本時間23時に7月調査分のミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表される。予想コンセンサスは68.1と前回と同水準ながらも、4カ月連続の低下が見込まれている。家計がより厳しい経済状況に直面していることから、消費者心理は7月上旬に悪化した可能性が高いと見られている。
雇用安定に対する信頼感の低下、借り入れコストの高騰、クレジットカードの延滞増加など、多くの家計が経済的に圧迫されていることを示すデータが相次いで発表されており、予想はそれを反映している。同時に発表になるインフレ期待も前回から若干の鈍化が見込まれている。
予想を下回る弱い数字であれば、FRBの利下げ期待をさらに正当化し、敏感に反応する可能性も留意される。
なお、ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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