【これからの見通し】株高に円安、早期利下げ期待のなかで迎える米消費者物価指数に
【これからの見通し】株高に円安、早期利下げ期待のなかで迎える米消費者物価指数に
今週は世界的に株高の動きが広がっている。昨日は米主要株価指数がそろって1%超となり、日経平均も連日の最高値更新。今日も日経平均が最高値を記録している。これほどの盛り上がりを見せている理由は一つではないのだろうが、米早期利下げ期待があることは確かなようだ。
その期待がより現実的なものとなるのかどうか、きょうの米消費者物価指数が重要な試金石となる。事前予想は前年比が+3.1%と前回の+3.3%から伸び鈍化となる見込み。コア前年比は+3.4%と前回と同水準となる見込み。前月比は+0.1%と前回の横ばいから若干上向きに。コア前月比は+0.2%と前回と同水準の予想。
この後の海外市場で発表される経済指標は、南アフリカ製造業生産高(5月)、ブラジル小売売上高(5月)、米消費者物価指数(CPI)(6月)、米新規失業保険申請件数(06/30 - 07/06)などが予定されている。メインは上記の通り米CPIとなるが、新規失業保険申請件数の増加傾向が続くのかどうかもチェックしておきたい。
発言イベント関連では、NY市場後半にボスティック・アトランタ連銀総裁、ムサレム・セントルイス連銀新総裁などのイベント出席や講演が予定されている。 その他には米30年債入札(220億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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