ディックス・スポーティングが決算受け大幅高 ガイダンスは保守的だとの指摘も＝米国株個別

（NY時間10:20）（日本時間23:20）
ディックス・スポーティング＜DKS＞　215.80（+28.04　+14.93%）

　スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズ＜DKS＞が大幅高。取引開始前に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、ガイダンスで通期の既存店売上高が予想を下回るなど冴えない見通しを示した。

　ただ、アナリストからはガイダンスは保守的との指摘が出ている。「需要が堅調に推移していることを示唆する第４四半期の数字を考慮すると、ガイダンスは保守的な可能性がある」と述べた。

　「第４四半期の売上高８％の伸びは、過去９四半期で最高であり、粗利益率と営業利益率の両方も前四半期比で改善したことは需要が維持されていることを示すもう一つの兆候であり、今年の収益性はより強化される可能性がある」とも付け加えている。

（１１－１月・第４四半期）
・既存店売上高：2.8％（予想：1.0％）
・1株利益（調整後）：3.85ドル（予想：3.35ドル）
・売上高：38.8億ドル（予想：33.5億ドル）
・粗利益率：34.4％（予想：34.1％）
・在庫：+1％
・店舗：855（予想：870）

（通期見通し）
・既存店売上高：1～2％（予想：1.9％）
・1株利益（調整後）：12.85～13.25（予想：12.90ドル）
・売上高：130～131億ドル

【企業概要】
　スポーツ用品、狩猟用品などを販売するスポーツ用品の小売業者。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美